西村金一

西村金一

西村金一氏は、1952年生まれの日本の軍事評論家であり、元陸上自衛官です。佐賀県出身で、軍事・情報戦略研究所の所長を務めています。

経歴

1968年に陸上自衛隊少年工科学校に第14期生として入校し、自衛官としてのキャリアをスタートさせました。その後、法政大学文学部地理学科を卒業。1978年には陸上自衛隊幹部候補生学校に入校し、第1特科連隊や第1空挺団に所属しました。その後は、防衛省内部部局、統合幕僚会議事務局、陸上幕僚監部、情報本部などで情報分析官として勤務。防衛研究所研究員、第12師団第2部長、陸上自衛隊幹部学校戦略教官室副室長（主任教官1等陸佐）など、要職を歴任しました。

2008年に定年退官後、三菱総合研究所の国際政策研究グループで専門研究員として勤務。2012年には、自身の軍事・情報戦略研究所を設立し、軍事アナリスト・危機管理専門家として活動を開始しました。この間、ディフェンス・リサーチ・センター研究委員、日本安全保障・危機管理学会理事、日本安全保障戦略研究所研究員、日本戦略研究フォーラム政策提言委員、偕行社安全保障研究員など、複数の研究機関や学会で要職を務めています。

2015年には、日本安全保障・危機管理学会編の「究極の危機管理」の編集・執筆により、日本安全保障・危機管理学会賞を受賞しました。

活動内容

西村氏は、北朝鮮（特に軍事）情勢分析、中国軍事戦略、対テロ、危機管理を専門としています。長年の自衛隊での経験と、情報分析官としての知識を活かし、これらの分野に関する著作を多数発表しています。また、軍事アナリストとして、メディアへの出演や講演活動も積極的に行っています。日本の安全保障に関する問題について、幅広い視点から分析と提言を行っている専門家です。

著書

単著

『詳解 北朝鮮の実態』原書房、2012年

共編著

三菱総合研究所（編）『手にとるように中国がわかる本』かんき出版、2008年
『防災・危機管理必携』自衛隊援護協会、2013年
日本安全保障・危機管理学会（編）『究極の危機管理』内外出版社
『自衛隊は尖閣諸島をどう戦うか』祥伝社、2014年
『自衛隊はISのテロの脅威とどう戦うのか』祥伝社、2016年
日本戦略研究フォーラム（編）『習近平の三戦を暴く』海竜社、2017年

執筆協力

『図解中国の軍事力』河出書房新社、1996年
『中国の軍事戦略』東洋経済新報社、1997年

監修

『米軍基地がやってきたこと（BASE NATION）』原書房、2016年

外部リンク

* 軍事・情報戦略研究所

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