西森将司 (野球)

西森将司のプロ野球選手としての軌跡

西森将司（にしもり まさし）は1987年12月29日に京都府京都市で生まれた、元プロ野球選手です。ポジションは捕手で、右投両打の選手でした。彼のキャリアは多岐にわたり、独立リーグからNPB（日本プロ野球）へと進出し、その後の人生でもさまざまな活動を展開しています。

経歴

プロ入り前

西森は京都市立神川中学校に通っていた頃、京都田辺ボーイズに所属し、在学中に全国大会での優勝を果たします。彼はその後、北海道の北照高等学校に進学。1年生から公式戦に出場し、3年生のときには南北海道大会で準優勝を達成しますが、甲子園への出場経験はありませんでした。卒業後、社会人野球のホンダに入団し、2年間そこでプレーしました。

香川OG時代

2008年には四国・九州アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに入団。その初年度から正捕手として貢献し、早々に球団の前期優勝やグランドチャンピオンシップ優勝に寄与しました。2年目以降も正捕手として活躍し、キャリアの高まりを感じる一方で、2010年には自身の打率が低迷してしまいましたが、結果的には年間優勝も果たします。2011年に横浜ベイスターズから指名を受け、心機一転プロ野球界への挑戦を決意します。

DeNA時代

横浜DeNAベイスターズに育成選手として入団。初めは公式戦に出場することが難しい状況が続きましたが、次第にチャンスを掴むことができました。特に2013年7月17日には支配下選手として登録され、代打として初出場した試合では初安打・初打点も記録します。その後、チームでの競争が激化する中、打率が低迷する時期もありましたが、代走としてや捕手として再チャレンジを続けました。

2019年のレギュラーシーズン終了後に戦力外通告を受け、11月1日には現役引退を表明します。しかし彼の野球人生はここで終わりではありませんでした。引退後は、横浜市近郊で働くことを決め、エンゼルホームという企業でスポーツ関連の新規事業を任されることになりました。

現役引退後の活動

西森は現役選手としての経験を活かし、引退後もスポーツ界に貢献することを目指してさまざまな活動を行っています。2020年にはオンラインサロンでキャッチャー塾を開校し、次世代の選手育成に尽力しています。また、2021年からは神奈川県の瀬谷校で小中学生向けの野球教室のヘッドコーチにも就任し、教育の分野にも進出していきました。

選手としての特徴

西森は捕手ながら非常に俊足で知られ、50mを5秒59で走る能力を持ち合わせていました。この脚力を生かし、代走として起用されることも多々ありました。また、右打ちが主でしたが、2012年から左打ちの練習を始めてスイッチヒッターに転向するなど、柔軟なアプローチを見せました。強肩も誇り、並外れた捕手としての能力を備えていました。

また、プライベートでは2013年に交際していた女性と結婚しており、野球以外の人生も充実させているようです。今後のさらなる活躍にも期待がかかります。彼の経験談は、若手選手やファンにとって大いに参考になることでしょう。

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