西浦上駅

西浦上駅について

西浦上駅は、九州旅客鉄道（JR九州）が運営する長崎本線の駅で、特に長与経由の支線上に位置しています。この駅は長崎県の県庁所在地である長崎市、具体的には音無町に所在しています。

歴史

駅が現在の場所に設けられる前、計画段階では「赤迫」という仮称が用いられていました。正式に開業したのは1987年3月9日で、当時は日本国有鉄道（国鉄）によって臨時駅として開設されました。開業当初は無人駅であり、ホームの有効長は90メートルでした。その直後、1987年4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR九州に継承されると同時に正規の駅へと昇格しました。その後、利用者サービスの向上として、2012年12月1日にはICカード「SUGOCA」の取り扱いが開始されています。

駅構造

駅の構造は地上駅であり、単式ホームが1面と線路が1線というシンプルな配置となっています。かつては簡易委託駅として機能しており、窓口での乗車券販売も行われていましたが、現在は無人駅として運営されています。

利用状況

近年の利用状況を見ると、2023年度における1日あたりの平均乗車人員は846人となっています。

駅周辺

西浦上駅の周辺は、生活関連施設や教育機関などが点在しています。特に注目されるのは、長崎大学の本部キャンパスが比較的近くに位置していることです。公共交通機関としては、長崎電気軌道の住吉電停や、長崎バスおよび県営バスの住吉停留所があり、他の交通手段への乗り換えが可能です。商業施設としては、複合施設のチトセピアが利用者の利便に供しています。また、地域の行政サービスを担う長崎市西浦上支所や、文化・交流の場である長崎市北公民館、長崎市チトセピアホールなども周辺に所在しています。さらに、長崎住吉郵便局や、長崎トンネルといった施設も駅の周囲に見られます。

隣接駅

JR九州長崎本線（長与支線）における当駅の隣駅は、道ノ尾駅と浦上駅の間になります。具体的には、長与方面からは道ノ尾駅、長崎方面からは浦上駅が次の停車駅です。

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