西海みずき信用組合

西海みずき信用組合の概要

西海みずき信用組合は、長崎県佐世保市に本店を置く地域密着の金融機関です。この信用組合は、人口減少による市場縮小に備え、経営基盤を強化する目的で設立されました。2018年1月29日、佐世保中央信用組合と長崎県民信用組合が対等合併する形で新たに発足しました。合併により、長崎県民信用組合の全業務は佐世保中央信用組合が承継し、形式上は佐世保中央信用組合が存続組合となりました。この合併では、当初から対等合併の精神が重要視されており、統一金融機関コードも旧長崎県民信用組合のものが引き継がれました。

信用組合のスローガンは「つながる心 ひろがる笑顔」で、地域の皆様に寄り添い、信頼をもってサービスを提供する姿勢を表しています。特に、個人向けの相談業務である「KFP相談」を通じて、健康な生活資金のプランニングに力を入れています。

沿革

西海みずき信用組合の歴史は、合併の合意から始まりました。2017年4月14日、佐世保中央信用組合と長崎県民信用組合が対等合併の基本合意を発表。同年5月には合併契約書に調印し、6月に両信用組合の総代会で合併が正式に承認されました。金融庁は、合併後の信用機能強化のために必要な措置を承認し、2018年1月24日には合併が公式に認可されました。

合併の結果、1月29日に西海みずき信用組合が発足し、営業を開始しました。合併後は「しんくみ相続信託」や「1,000万馬力」などの新しい金融商品も取り扱い始め、地域密着の金融サービスを強化しています。

店舗展開

合併前、佐世保中央信用組合は3店舗、長崎県民信用組合は9店舗を展開していましたが、合併後は店舗の整理や統合が行われました。合併によって、旧長崎県民信用組合の本店が新たな本店となり、その他の支店もそのまま存続しています。また、平戸・松浦地域へのサービス拡充のため、移動店舗車「みずきGO」が導入され、地域からの要望に応じてフリー運行も行われています。

取扱商品の変化

合併に伴い、通帳の切り替えやカードの再発行が行われますが、初回の手数料は免除されるため、利用者にとっては負担が軽減されます。旧信用組合から引き継がれた金融商品には、多目的フリーローンや様々な定期預金商品が含まれており、顧客のニーズに応える商品展開がなされています。合併によって新たに生まれた金融商品もあり、地域住民の生活を支える金融機関としての役割を果たしています。

まとめ

西海みずき信用組合は、地域社会に根ざした金融サービスを提供する信用組合として、合併を経てますます利便性を高めています。地域の皆様に喜ばれるサービスを提供するために、今後も取り組みを続けていくことでしょう。

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