西焼津駅

西焼津駅（にしやいづえき）

西焼津駅は、静岡県焼津市の種別駅で、東海旅客鉄道が運行する東海道本線に属しています。駅番号はCA21で、地域の交通の要所として多くの利用者に利用されています。

開業と歴史

この駅は1987年3月21日に、国鉄東海道本線の焼津から藤枝の区間に新たに設置されました。同じ日の片浜駅の開業と相まって、地域の交通網が大いに充実しました。

同年4月1日、国鉄の民営化に伴い、西焼津駅は東海旅客鉄道の管轄下となりました。2006年にはバリアフリー化が進められ、駅利用者の利便性が向上しました。これにより、エレベーターが2台設置され、身体的な障害を持つ方々にも利用しやすい環境が整いました。2008年には、TOICAのサービスを開始し、ICカード使用による迅速な乗り降りが可能となりました。

駅構造

西焼津駅は、相対式ホームが2面2線を持つ地上駅です。駅は南北を結ぶ橋上駅舎が特徴で、これは地域住民の要望に応じて設置されたものであり、総工費は約2億6500万円が全額地元で賄われました。この駅はJR東海交通事業の職員によって運営されており、焼津駅が管理しています。

駅舎内部には、各種自動券売機や改札機が設けられており、利便性が高いです。エレベーターの配置により、北口と南口間での移動がスムーズに行えるようになっていますが、利用者はホーム間の移動には注意が必要です。

利用状況

JR東海の報告によれば、2023年度のデータでは、西焼津駅の1日平均乗降客数は10,592人に達しています。これは、1993年度以降、利用者が安定して増加していることを示しています。地域住民の日常的な移動の一助として、多くの人々に親しまれています。

駅周辺の交通

西焼津駅の南口にはしずてつジャストラインのバスが発着し、五十海大住線は平日のみ運行されています。焼津市自主運行バスの焼津循環線もあり、利用者にとって便利な交通手段を提供しています。北口では、週末や祝日に清里方面へ向かうバスが運行されており、様々な目的地へのアクセスが可能です。

また、東名高速道路に接続するしずてつジャストラインの特急路線も利用でき、新静岡や富士山静岡空港へのアクセスも便利です。不特定多数の旅行者やビジネス利用者にとっても、非常に守備範囲の広い駅と言えるでしょう。

まとめ

西焼津駅は静岡県焼津市の中核的な交通拠点であり、多彩な交通機関が集まる重要な存在です。バリアフリー化が進められており、地域住民の利便性が考慮されています。これからも多くの人々に利用され続けることでしょう。

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