西田明央
西田明央について
西田 明央（にしだ あきひさ）は、1992年4月28日生まれのプロ野球選手で、捕手や内野手として東京ヤクルトスワローズで活動しています。彼は京都府京都市伏見区出身で、右投げ右打ちの選手です。
経歴
アマチュア時代
西田は小学1年生で野球を始め、地元の伏見桃山クラブで投手としてプレーしました。その後、伏見中学校に進学し、京都ファイターズで主に捕手として活躍しました。彼の才能を見込んだ河上敬也監督により、北照高校へ野球留学することになります。高校時代には、1年生の春から長打力を発揮し、捕手以外にも二塁手や三塁手、外野手として出場しました。2年生からは主将を務め、3番打者として9試合で9打点を挙げるなど、北海道大会優勝に大きく貢献しました。彼はこの秋季シーズンで14本塁打を放ち、エースをしっかりリードし春夏の甲子園出場も果たしました。2010年のドラフトでは、東京ヤクルトスワローズから3位指名を受け、同じ高校からの又野知弥選手とともに指名されることになります。
プロ入り後
2011年、2012年は一軍に出場できなかったものの、2013年5月20日に東北楽天ゴールデンイーグルス戦で一軍デビューを果たし、その後の9月12日には初のスタメンマスクを被りました。イースタン・リーグでは打率.331を記録し、実力を示しました。
2014年には初本塁打を記録し、ルーキーイヤーで同じ北海道出身の杉浦稔大選手の初勝利をアシストしました。2015年には13試合に出場。その後、2018年には出場が最小となり、2020年には故障者続出の中で先発マスクとして活躍しました。特に、8月15日のノーヒットノーランを達成した小川泰弘投手とバッテリーを組んだのが印象的です。2021年には新型コロナウイルス陽性により出場機会を失いますが、2022年には再度チャンスを掴み、7月に緊急昇格して初のスタメンマスクを被るとともに、試合で活躍しています。
2023年のシーズンでは8試合に出場し、2024年6月29日にはシーズン初安打を記録しました。これにより彼は12年間連続で安打を記録することとなります。
特徴・人物
彼の特徴は、110メートルの遠投力と1.8秒の二塁送球タイムにあります。高校通算では34本塁打を記録し、打力を活かしてファーストを守ることもあります。また、春の甲子園開会式では選手宣誓も務め、プロ入りを果たした選手の中で唯一の存在です。2019年シーズンオフには一般女性と結婚したことを公表しました。
彼のドラフト時の身長が173センチメートルだったため、球団の方針に反して176センチと修正された経緯があり、2021年には178センチに成長したと報じられています。
記録や表彰
また、イースタン・リーグの優秀選手賞（2013年）や、「燕の下の力持ち賞」などの特別表彰も受賞しています。彼の成績は年々進化を続けており、今後の活躍にも期待がかかります。
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