西納庫

西納庫（にしなぐら）について

地理

西納庫は愛知県北設楽郡設楽町に位置し、北西端にあたります。隣接する豊田市稲武地区との境を接し、段戸高原県立自然公園の一部として多くの山々に囲まれています。この地域には105の小字が設けられていますが、丁目は設定されていないという特徴があります。自然豊かな環境には、岩岳や岩伏山、井山、碁盤石山といった魅力的な山が点在しています。さらに、名倉川や黒田川などの水系も流れており、周囲の自然と調和した風景を楽しむことができます。

歴史

西納庫はかつて北設楽郡西納庫村として知られていました。1878年に清水村、川口村、貝津田村、湯谷村、久原村、松本村、寺脇村、神子谷下村、市ノ瀬村、社脇村、万場村、猪之沢村、大久保村、大桑村、大平村、宇連村の合併により納庫村が成立しました。その後、1885年には納庫村が東納庫村と西納庫村に分かれ、1889年10月1日には両村が再度合併して名倉村が誕生しました。この合併により西納庫村は廃止され、1890年には名倉村、大名倉村、川向村が合併し、一層の発展を遂げました。1956年には田口町、段嶺村、名倉村、振草村の一部が合併し、現在の設楽町が形成されました。

世帯数と人口

2015年10月1日現在のデータによると、西納庫の世帯数と人口は次の通りです。この地域は歴史的な背景と共に、少子高齢化の影響を受けつつ退行的な移り変わりが見られます。

施設

西納庫には、地域住民や観光客が訪れることのできる多様な施設があります。例えば、「道の駅アグリステーションなぐら」は、新鮮な地元の農産物が揃う場所となっています。また、奥三河チキンファームや成田牧場では、新鮮な食材を楽しむことができます。さらに、設楽オートキャンプ場では、自然と触れ合うアウトドア体験が可能です。

交通

交通の面では、国道257号や愛知県道507号茶臼山高原設楽線（茶臼山高原道路）など、主要な道路が整備されています。西納庫ICも利用可能で、多くの訪問者に利用されています。また、地域内には設楽町営バス稲武線が運行しており、名倉小学校前を起点に多くの便が設定されています。公共交通が整っており、便利な移動手段が用意されています。

郵便局

地域の郵便サービスもあり、集配を担当する郵便局が存在します。これにより、地域住民の生活基盤が支えられています。

西納庫は自然の美しさと深い歴史に包まれた地域であり、地元の人々の生活と観光客の訪問を通じて、豊かな文化が息づいています。

もう一度検索