西裏町

西裏町（にしうらちょう）

概要

西裏町は、愛知県名古屋市東区に位置していたかつての地名です。この町名は、旧古井村の「西裏」という字名に由来しています。この地域が、かつて古井の西側に位置していたことが、その名の由来となっています。

歴史

町名の由来

西裏町の名前は、旧古井村の字「西裏」に由来します。この字名が示す通り、かつてこの場所は古井の西側に位置していました。この地理的な特徴が、そのまま町名として採用されたと考えられます。

沿革

1936年（昭和11年）11月1日：
東区千種町の一部が分離し、新たに東区西裏町として成立しました。この時、西裏町は名古屋市東区の一部として、その歴史をスタートさせました。

1937年（昭和12年）10月1日：
西裏町の一部が中区に編入され、中区西裏町が成立しました。これにより、西裏町は東区と中区に分かれることとなりました。

1942年（昭和17年）2月1日：
中区西裏町の全域が、同区千郷町に編入されました。この結果、中区における「西裏町」という地名は消滅しました。

1981年（昭和56年）9月13日：
東区西裏町は、葵三丁目および新栄三丁目にそれぞれ編入され、その歴史に幕を閉じました。これにより、「西裏町」という地名は、名古屋市の地図から姿を消すこととなりました。


このように、西裏町は、その成立から消滅まで、名古屋市の区の変遷とともに、その姿を変えてきました。その短い歴史の中で、東区と中区に分かれ、最終的には他の町に編入されるという、複雑な経緯をたどっています。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

* 名古屋市の地名

この地名が示すように、西裏町は名古屋市の歴史の一部として、その名を刻んでいます。この記録を通じて、過去の名古屋の様子を知る一助となれば幸いです。

もう一度検索