西野勇士

西野勇士選手のプロフィールとプレースタイル

基本情報

西野勇士（にしの ゆうじ、1991年3月6日 - ）は、富山県高岡市出身で千葉ロッテマリーンズに属するプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ、右打ちのスタイルを持ちます。

経歴

プロ入り前

西野選手は、5歳の頃に兄の影響を受けて野球を始めました。高岡市立川原小学校に通いながら、少年野球チーム「川原タイガース」でプレー。その後、高岡市立高岡西部中学校では硬式野球クラブ「高岡ボーイズ」に所属しました。中学時代は主に外野手や三塁手として活躍しましたが、高岡ボーイズで教えを受けた橋本清コーチの指導も受けています。

進学に関しては、学業成績が優秀だったため、進学校の富山県立高岡高等学校への進学が勧められたものの、実力を試すべく、隣町の富山県立新湊高等学校に進むことを決め、自転車で通学。1年生の夏に投手に転向し、3年生の春には県大会でベスト8に進出し、夏の県大会でも決勝戦まで進出しました。その後、大学への進学を考えずにプロ入りを目指し、2008年のプロ野球ドラフトで千葉ロッテマリーンズから育成選手として指名を受け契約しました。

ロッテ時代

2010年以降、イースタン・リーグでの成績を少しずつ上げ、2011年には20試合に登板、防御率は2.80。2013年には念願の一軍デビューを果たし、その後も先発ローテーションに名を連ね、特に2013年シーズンではオールスターに選出されるなどの活躍を見せました。特に注目すべきは、初登板からの好調さを維持し、シーズン中には中継ぎ役としても成功を収めました。

2014年には守護神へ転向し、セーブ数を記録。以降も順調に成績を伸ばし続け、2016年のシーズンではオールスターに再選出されました。そんな中で、健康問題も影を落としましたが、日々の努力で回復後は先発としても投げる機会が増えました。

2019年には投球フォームを改善し、見事に復活。2020年は、新型コロナウイルスの影響でシーズンを通じての出場は叶いませんでしたが、2022年には中継ぎとして活躍し、2023年にはついに先発としての試合に復帰。開幕戦での勝利など、復活を印象づけるシーズンとなりました。

代表歴

西野選手は日本代表としても活躍しています。2014年には日米野球に選出され、継投ノーヒットノーランの達成に貢献しました。また、2016年にはWBCの日本代表候補に選ばれるも、怪我により出場を果たせませんでした。

選手としての特徴

西野選手は主にフォークを駆使する投手として知られています。彼のフォークはカウントを取るためのものと、空振りを狙うための2種類があり、他にはスライダーやカーブ、ツーシームも投じられます。ストレートの最速は152km/h。高校時代から進化し続けてきた投球スタイルは、プロでも注目される存在に成長しました。

プライベート

ニックネームは「にっしゃん」や「にーしゃん」。2015年には一般女性と結婚し、オフには運転免許を取得するなど、プライベートでも充実した時間を過ごしています。これからの更なる活躍に期待が集まります。

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