西野陽

西野 陽の政治経歴と背景

西野 陽（にしの あきら、1940年1月15日生まれ）は、日本の政治家として知られています。彼は衆議院議員を五期にわたり務め、第三次小泉改造内閣では経済産業副大臣も経験しました。また、大阪府議会議員としても五期を務めた経歴があります。

学歴と政治活動の始まり

西野氏は大阪府出身で、大阪府立布施高等学校を卒業後、関西大学法学部に進学しました。1975年4月の議員選挙において、自民党の公認を受けて東大阪市選挙区から立候補し、見事初当選を果たしました。その後、彼は五期連続で当選し、大阪府議会の議長にも就任しています。

議員としての挫折と転機

1993年、西野氏は五期目の任期途中で大阪府議を辞職し、7月に行われた第40回衆議院議員総選挙に自民党の公認を受け出馬しましたが、残念ながら落選しました。その後、西野氏は自民党を離党し、新進党に参加しました。1996年の第41回衆議院議員総選挙では、自由民主党の総務会長である塩川正十郎を破り当選。これは彼の政治人生における重要な一歩となりました。

党の変遷と再選

1998年には新進党解党に伴い自由党の結党に参加し、2000年の自由党分裂時には自自公連立政権への留まることを主張しました。保守新党には参加せず、その後自民党に復党し、2000年の第42回衆議院議員総選挙では再選を果たしました。このころから西野氏の政治的存在感はますます強まりました。

成功と名声の時代

2001年には第1次小泉内閣で環境大臣政務官に任命され、その後の2003年の第43回衆議院議員総選挙では三選を達成します。2005年には大阪13区で民主党の富家孝を大差で破り、四選を果たしました。同年には経済産業副大臣に就任し、国の政策に貢献しました。2009年の第45回衆議院議員総選挙では、自民党としては唯一の当選者となりました。

政界引退とその後

2012年12月には第46回衆議院議員総選挙の公示日直前に公認を辞退し、政界からの引退を表明しました。この選挙では彼の長男である西野弘一が日本維新の会公認で立候補し、見事当選を果たしました。当時、自民党側は西野氏の行動に対して批判的な立場を取りましたが、結果として弘一が成功を収めたことで、父西野は自民党から除名される事態となりました。

家族構成と背景

西野氏の家族も政治には関与しており、長男の弘一は大阪府議及び元衆議院議員、次男の修平は河内長野市長、また義娘の小林由佳は元堺市議です。いずれも大阪維新の会のチャーターメンバーで、地域政治に深く関わっています。西野氏一家はその影響力を発揮し続けています。

西野陽の政治人生は、さまざまな挑戦と勝利、そして家族との絆で形成されています。彼の経歴は、政治の舞台での試練や成功を象徴するものです。

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