西鉄柳川駅

西鉄柳川駅の概要

西鉄柳川駅（にしてつやながわえき）は、福岡県柳川市三橋町下百町に位置する、西日本鉄道（西鉄）の天神大牟田線の駅です。当駅は全ての列車が停車し、駅番号はT39です。多くの利用者が福岡（天神）方面へ通勤や通学を行っているため、日中やラッシュ時には非常に賑わいます。駅前のロータリーは送迎の車で混雑し、利用者にとって重要な交通のハブとなっています。また、当駅は柳川市だけでなく、鉄道がない大川市やJR沿線の美和町（瀬高）方面からのアクセスも充実しているため、広い範囲の人々に利用されています。

駅の歴史

西鉄柳川駅は、1937年10月1日に九州鉄道柳河駅として開業しました。1939年には九鉄柳河駅に改称され、1942年には西日本鉄道の発足に伴い、西鉄柳河駅に名称が変更されました。その後、1965年にホーム跨線橋が設置され、1971年には西鉄柳川駅に改名されます。1981年には新駅舎が開業し、1987年には自動改札機が導入されました。また、2008年にICカードnimocaが導入され、2015年には橋上駅舎と新設した東口が開放されました。2017年には駅ナンバリングが始まるなど、時代と共に進化を続けています。

駅の構造

西鉄柳川駅は2階建ての鉄骨造橋上駅で、島式ホーム2面4線を有しています。特に上りホームは利用者が多く、ホームの端まで行列ができることがあります。いつでも駅員が配置されており、利用者の安全を確保しています。また、駅に隣接する柳川乗務所では運転士や車掌の交代が行われ、柳川車両基地も近くにあり始発列車や終着列車が設定されています。特急・急行列車と普通列車の接続が行われていますが、普通列車は15〜22分程度停車するため、利便性が高い駅です。

駅の設備

西鉄柳川駅は、5台の自動改札機、5台の自動券売機、1台の自動精算機が設置されています。便利な設備が整っており、スムーズな改札通過が可能です。

利用状況

2022年度のデータによると、西鉄柳川駅の1日平均乗降人員は10,072人で、西鉄の駅としては第15位です。この人数は西鉄久留米 - 大牟田間の途中駅の中で最も多く、唯一1万人を超える利用者数を記録しています。

駅周辺の発展

西鉄柳川駅がある三橋町は、2005年3月21日に柳川市と合併した後、名実共に柳川市の一部となりました。駅周辺には商業施設やビルが立ち並び、地域の経済の中心地として発展しています。駅からは柳川市内の観光名所へはアクセスが必要ですが、周辺整備事業としてイズミが運営するオープンモール、ゆめモール柳川店が2014年に開店しました。

駅前バス乗り場

西鉄柳川駅には、堀川バスや西鉄バス久留米の乗り場があります。西口には複数のバス路線が発着し、精度の高いアクセスが提供されています。特に、柳川市内のコミュニティバスも利用可能で、市内の交通手段も充実しています。

その他の情報

また、柳川駅という名前は他の地域に存在するため、注意が必要です。地元のテレビでも朝の混雑が取り上げられ、2024年3月のダイヤ改正で朝の上り急行列車の増発が決定されています。音楽面も特徴的で、北原白秋が作曲した名曲のオルゴールが流れることもあります。

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