西関東連絡道路

西関東連絡道路について

西関東連絡道路は、埼玉県深谷市から山梨県甲府市を結ぶ、全長約110kmの地域高規格道路です。全線が国道140号に指定されているか、指定される予定となっています。この道路は、関越自動車道の花園ICを起点とし、新山梨環状道路（予定）の桜井ランプを終点としています。

構成する道路

西関東連絡道路は、以下の区間・道路から構成されています。

皆野寄居バイパス（皆野寄居有料道路）
設計速度80km/h、4車線（暫定2車線開通済み、完成化未定）
延長9.88km
皆野秩父バイパス
設計速度60km/h、4車線（暫定2車線開通済み、完成化未定）
延長4.9km
長尾根バイパス
設計速度60km/h、2車線
延長3.8km
皆野秩父バイパスの終点に接続しています。
当初は秩父小鹿野バイパスとして計画されていましたが、計画変更により長尾根トンネル建設構想と一本化されました。
国道299号から分岐し、秩父公園橋へ連絡するルートで、2022年度に新規事業化されています。
大滝トンネル
事業中
全長2.4km（トンネル単体2,060m）
現道約7kmの区間を約5km短縮
事業費は99億円
2024年3月19日にトンネルが貫通、2024年5月15日に採掘工事が完工
2027年度の開通予定
雁坂道路（雁坂トンネル有料道路）
設計速度40km/h、2車線
延長6.6km
甲府山梨道路
2車線（一部暫定）で全線開通済み
新山梨環状道路に接続予定

事業化されていない区間（構想中・調査中）

花園インターチェンジ - 寄居町間
設計速度60km/h、4車線
現在の国道140号バイパスに相当（ただし、立体交差は跨線橋のみで、ほぼ平面交差）
秩父市 - 雁坂道路間
長尾根バイパスの終点から南下し、国道140号現道へ合流
荒川白久地区と大滝地区の境界付近から道の駅大滝温泉付近までの区間をトンネルでショートカットする計画があります。
2019年度よりトンネル区間を先行して事業化しています。
広瀬湖付近 - 三富道路間（三富道路は雁坂道路と同時期に作られた新道）

道路改良による効果

大滝トンネルの建設により、現道の約7kmの区間が約5kmに短縮される見込みです。これにより、移動時間の短縮や交通の円滑化が期待されます。また、災害時の代替路としての機能も期待されています。

今後の展望

西関東連絡道路の全線開通により、関越自動車道と中央自動車道が連結され、広域的な交通ネットワークが強化されます。地域間の交流促進、観光振興、物流効率化など、様々な効果が期待されています。今後の事業進捗に注目が集まっています。

関連項目

地域高規格道路一覧
関東地方の道路一覧

外部リンク

埼玉県'>西関東連絡道路建設事務所 - 埼玉県
* 山梨県'>山梨県／西関東連絡道路

もう一度検索