要町 (大分市)

大分市要町：JR大分駅を中心とした発展する街

大分県大分市中心部にある要町は、JR九州大分駅を核とする地域に位置する、丁目のない単独町名です。住居表示は既に実施済みです。大分駅周辺の再開発により、近年大きく変貌を遂げており、商業施設やホテルなどが集積する活気あるエリアとなっています。

地理的な位置と範囲

要町は、JR日豊本線、久大本線、豊肥本線に沿って北西から南東へ細長く伸びる形状をしています。北には末広町と金池町、東には顕徳町と上野町、南には東大道と金池南、西には大道町と隣接しています。町域は、ほぼJR大分駅の構内および旧構内に相当します。現在の大分駅の高架ホーム、駅舎、駅ビルに加え、かつての貨物ホーム跡地や豊肥久大鉄道事業部豊肥久大運輸センター跡地なども含まれています。そのため、大分駅を中心に南東側に広がる形状となっています。

再開発による変貌

2012年の大分駅の高架化とそれに伴う再開発事業は、要町の景観を一変させました。高架化と同時に、駅舎内には「豊後にわさき市場」が開業。さらに2015年には府内中央口側に新しい駅ビルが完成し、「アミュプラザおおいた」や「JR九州ホテル ブラッサム大分」が開業しました。再開発によって整備された広場などは、要町ではなく隣接する町域に属しています。(例:府内中央口広場は末広町、上野の森口広場は東大道一丁目、大分駅南立体駐車場は金池南)

駅の高架化に伴い、南北を結ぶ道路整備も進み、2013年には金池桜ヶ丘線が町域南東部を通って開通しました。これらの整備により、交通アクセスが大幅に向上し、地域の利便性が向上しました。

歴史と町名の由来

要町は、1966年に従前の大字大分字郷ノ本、字畦なし、字角ノ木、字西中原、字北中原、字南中原、字外金池、字内金池、字税所、字南餅田に居住表示を実施した際に誕生しました。当時、国鉄大分鉄道管理局などがあり、「交通の要」という意味から「要町」と命名されました。

交通と周辺施設

要町の中心にはJR九州大分駅があり、多くの路線が乗り入れています。また、隣接する府内中央口広場には大分バスや大分交通のバス乗り場があり、一般路線バス、観光バス、空港連絡バスなど多くのバスが発着しています。

駅周辺には、JRおおいたシティ、アミュプラザおおいた、豊後にわさき市場、JR九州ホテル ブラッサム大分などの商業施設やホテルが集中しており、ビジネスや観光の拠点として機能しています。さらに、JRおおいたシティ第1駐車場、JRおおいたシティ第3駐車場（旧大分駅西駐車場）なども整備されています。

郵便番号は870-0831で、集配局は大分中央郵便局です。

まとめ

要町は、JR大分駅を中心とした発展著しい地域です。駅の高架化と再開発によって、近代的な都市空間が形成され、商業施設やホテルが集積することで、大分市の経済や観光に大きく貢献しています。今後も、更なる発展が期待される地域です。

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