親子クイズ国語算数理科社会

親子クイズ国語算数理科社会

『親子クイズ国語算数理科社会』は、1982年10月6日から1983年3月30日までの間、TBS系列で放送されていた人気のクイズ番組です。この番組は毎週水曜日の19時から19時30分まで放送され、親子で楽しむことができる視聴者参加型の形式が特徴でした。

番組の概要

このプログラムでは、一般の親子ペア4組が小学校の教科書を基にした様々なクイズに挑戦しました。司会は堺正章、出題者は二階堂杏子が務めており、教育的要素を含んだ楽しい内容が多くの視聴者に親しまれました。初期の頃は、親と子の回答者席の間に「断絶板」が設けられていましたが、この仕切りは後に変更され、メインの子供回答席とサブの親回答席に分かれたのです。

ルールと進行

番組は、「子供向けの問題」と「親向けの問題」を交互に出題する形で進行し、1回の放送につき合計7問が出されました。出題の種別は「筆記問題」と「択一問題」の二つに分けられます。親は各問題において、解答が期待できる子供を指名することが求められました。得点は、クイズの正解者と指名された正解者の得点を難易度に応じて、80点から200点までの範囲で分配され、最終問題に関してはボーナス点として800点が設定されました。

特に最終問題では、出演者全員が解答に挑戦し、チームとしての総合得点が1,000点を超えると、なんと天井から紙吹雪が降り注ぎ、親子にディズニーランド旅行のプレゼントが贈られるというサプライズもありました。しかし、残念ながら優勝しても得点が1,000点に届かず、ファンファーレが間の抜けたジングルに変わってしまうこともあったのです。このようなおどけた瞬間にも、出場者には「参加賞」が用意されており、楽しさが加わりました。

放送局と交友関係

この番組は、TBS系列の単独加盟局で放送され、信越放送と北陸放送を除いて多くの局で視聴可能でした。また、福島テレビやテレビ山口などのフジテレビ系列とのクロスネット局でも放送されていました。

芸能人親子のゲスト特集

初回放送では、芸能人の親子を招いての特別企画として「ゲスト特集」が開催され、横山やすし・木村一八ペアや服部克久・服部隆之ペアなど、多彩な顔ぶれが出演しました。この形式は後の放送でも数回行われ、印象に残る問題を出題した回には、人気作品「水戸黄門」の出演者である高橋元太郎親子や、東野英心親子がクイズに参加しました。

このように、『親子クイズ国語算数理科社会』は教育的価値を持ちながらも、家族で楽しめる番組として親しまれ、多くの思い出を視聴者に提供しました。

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