親鼻駅

親鼻駅の概要

親鼻駅（おやはなえき）は、埼玉県秩父郡皆野町に位置する秩父鉄道秩父本線の駅です。駅番号はCR26で、地域の重要な交通の中継点として機能しています。

歴史

親鼻駅は、1914年10月27日に開業され、当初から地域住民の移動手段として利用されてきました。2020年1月29日には副駅名「美の山登山口」が設けられ、現在の名称は「親鼻（美の山登山口）駅」となり、観光客にも親しまれるようになりました。また、2022年3月12日よりICカード「PASMO」の利用が可能となり、利便性が向上しました。この際に駅は無人化され、簡易なPASMO改札機が設置されました。

駅構造

親鼻駅は地上駅で、単式ホームと島式ホームが2面、3線を有しています。もともと木造の駅舎が特徴で、無人駅に移行する前は管理駅として寄居駅に委託されていました。駅員が勤務していた時間は限られており、平日の一部の日や土休日に出勤していました。また、改札内には水洗式のトイレが設置されています。

利用状況

2019年度における親鼻駅の1日平均乗車人員は191人で、地域住民だけでなく観光客の利用も見込まれています。

駅周辺の環境

親鼻駅周辺には国道140号や県道37号、205号、348号が通り、交通の利便性が高いです。自然豊かな荒川も近く、親鼻橋や荒川橋梁（親鼻鉄橋）などの美しい景観も楽しむことができます。また、「道の駅みなの」や、皆野病院、秩父警察署の皆野交番、さらに皆野町立の中学校や小学校もあります。周囲には路線バスも運行しており、公共交通機関のアクセスが良好です。

隣接する駅

親鼻駅の隣接駅は上長瀞駅（CR25）と皆野駅（CR27）で、秩父鉄道の急行「秩父路」は通過します。

まとめ

親鼻駅はその成立から現在まで、地域に根ざした駅として重要な役割を果たしてきました。美の山登山口としても知られるこの駅は、周辺の自然や観光スポットとともに、多くの人々に親しまれています。無人化されたことにより利便性が変わってきましたが、その歴史や地域の魅力は引き続き色あせることはありません。

もう一度検索