観音寺駅 (香川県)

観音寺駅は、香川県観音寺市栄町に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はY19で、駅名標には「砂浜に銭形のある駅」というコメントが添えられています。この駅は、JR四国のICOCA利用可能エリアの西端にあたり、当駅より西側ではICOCAなどの交通系ICカードは利用できません。

歴史

観音寺駅は1913年（大正2年）12月20日に開業しました。1983年には、自動券売機が設置され、近距離乗車券や急行券などの発券が可能になりました。1984年には貨物取扱が、1986年には新聞紙を除く荷物扱いが廃止されました。1987年の国鉄分割民営化により、JR四国の駅となりました。2020年にはICOCAが利用可能になり、ICカード専用簡易改札機が導入されました。2022年には、駅に併設されていた「観音寺駅ワーププラザ」が営業を終了しました。

駅構造

駅の構造は、1面2線の島式ホームを、2面2線の相対式ホームが挟み込んだ3面4線となっており、JR西日本の城崎温泉駅に似た配線です。駅舎は駅の北側にあり、入口から改札口にかけてのスペースが待合室として利用されています。待合室には、みどりの窓口、指定席券売機、近距離用自動券売機が設置されています。また、四国キヨスク運営の「おみやげどころ観音寺店」も隣接しています。以前は駅売店として「BIG KIOSK」が営業していましたが、セブン-イレブンKIOSKへの転換に伴い、店舗を新築移転し、跡地がお土産販売に特化した「おみやげどころ」となりました。

改札口の隣には1番線があり、他のホームへは松山方面にある地下道を通って連絡します。特急列車は、上下線ともに多くが1番線に停車し、下りの一部のみ3番線を使用します。普通列車は、ほとんどが当駅を境に運転系統が分断されていますが、中央の島式ホーム（2・3番線）を利用して対面乗り換えができる場合が多いです。現1番線はもともと回送用の線路で、留置線も備えていましたが、駅入換要員の無配置化により留置線が廃止され、現1番線が客扱いを行うホームとなりました。現在は、2番線と4番線が夜間滞泊に利用されています。駅舎の上には、市内の三架橋をモチーフにした3連アーチのモニュメントが設置されています。

のりば



利用状況

1日平均の乗車人員は以下の通りです。（具体的な数値は割愛します）

駅周辺

駅周辺には、バス路線が充実しています。駅舎を出て左手には、コミュニティバスと高速バスののりばがあります。観音寺市のりあいバス（市内循環線、粟井姫浜線、五郷高室線、箕浦観音寺線）や三豊市コミュニティバス（高瀬観音寺線、仁尾線、財田観音寺線）が利用できます。また、観音寺エクスプレス（三宮・大阪・なんば・USJ方面）の高速バスも発着します。

市内を走るコミュニティバスは基本的に休日運休となるため、休日に郊外へ向かうにはタクシーが主な交通手段となります。ただし、駅近くの大正橋プラザ（観光案内所）では、レンタサイクルサービスも利用できます（木曜日定休）。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■予讃線

特急「しおかぜ」「いしづち」「モーニングEXP高松」、臨時寝台特急「サンライズ瀬戸」停車駅

■快速「サンポート」・■普通

本山駅 (Y18) - 観音寺駅 (Y19) - 豊浜駅 (Y20)

※「サンライズ瀬戸」は、松山まで乗り入れる多客期の延長運転時のみ経由します。その他の日は、通年停車する坂出駅まで出る必要があります。

脚注

（脚注の内容は割愛します）

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

観音寺駅 - 四国旅客鉄道
* あなたの駅前物語 観音寺駅（香川県） - テレビ朝日

もう一度検索