観音崎礼砲台

観音崎礼砲台

観音崎礼砲台（かんのんざきれいほうだい）は、神奈川県横須賀市に位置する海上自衛隊の重要な施設です。この礼砲台は、かつて存在した観音崎警備所の一部として発足しましたが、警備所が廃止されたことに伴い、礼砲台としての役割を引き継ぎ、改称されました。

概要

観音崎礼砲台は、東京湾の入り口にあたる観音崎に設置されています。ここには、くす型護衛艦から撤去された3門の50口径3インチ単装砲（Mk22 MOD4）が設置されています。これらの砲は、友好国の軍艦が東京湾を訪れる際に、その国の外交機関を通じて申請があった場合に、横須賀陸警隊によって礼砲として発射されます。

設置されている砲は、31番砲、32番砲、33番砲と名付けられています。この命名法は、十の位が砲の口径を示し、一の位が砲の順序を示すもので、海上自衛隊の艦砲においても同様の呼称が用いられています。それぞれの製造年は、31番砲の製造年は不明ですが、32番砲は1942年、33番砲は1943年に製造されたものです。礼砲台への設置は、31番砲と32番砲が1962年5月1日、33番砲が1965年11月30日に行われました。

これらの砲は古くなっており、予備部品も存在しないため、取り扱いには細心の注意が必要とされています。破損した部品は特別に製造される等、維持のための努力が続けられています。

沿革

観音崎礼砲台の歴史は、1958年4月1日に観音崎警備所として新編されたことに始まります。その後、2012年3月26日に警備所が廃止され、現在の観音崎礼砲台に改称されることとなりました。

関連項目

• - 礼砲
• - 警備隊 (海上自衛隊)
• - 海上自衛隊
• - 海上自衛隊の陸上施設一覧

外部リンク

• - 横須賀地方総監部公式twitter

この礼砲台は、歴史的な価値とともに日本の防衛における重要な役割を果たし続けています。

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