角田奈穂

角田奈穂：女優からプロレスラーへ、そして新たなステージへ

角田奈穂（かくた なお）は、1987年3月20日生まれの日本のタレント、モデル、そして元女子プロレスラーです。幼少期は公務員を目指し、保育士資格や幼稚園教諭免許など多くの資格を取得。保育士として働くも、職場環境の困難から退職。その後、殺陣のレッスンがきっかけとなり芸能界入りを果たします。

女優としてのキャリアとプロレスへの転身

2008年、女優としてデビュー。数々の舞台作品に出演し、演技力を磨いていきます。2014年には女優業を引退し、舞台制作に携わる傍ら、2015年にアクトレスガールズ「アクトレスガールズBeginning〜プロローグ〜」で女子プロレスラーとしてリングに上がります。これは、それまで女子プロレスを知らなかった彼女にとって、全く新しい挑戦でした。

プロレスラーとしての活躍

アクトレスガールズでは、舞台制作の経験を生かしながら、プロレスラーとしてのキャリアを築いていきます。WRESTLE-1やPro-Wrestling ACEなど、他の団体にも参戦。2016年には初勝利を収め、以後様々な選手と対戦を重ねます。本間多恵とのタッグチーム『以下省略。（いかしょうりゃくまる）』では、後楽園ホール大会にも出場。しかし、2019年には左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、長期欠場を余儀なくされます。

怪我からの復帰後、膝への負担を軽減した独自のファイトスタイルを確立し、東京女子プロレスに参戦。2022年には乃蒼ヒカリとタッグチーム「ふりーWiFi」を結成し、2023年には念願のプリンセスタッグ王座を獲得。これは、彼女のプロレスラーとしてのキャリアにおける初のタイトル戴冠となります。

多彩な才能と今後の展望

角田奈穂は、プロレスラーとしての活動以外にも、テレビやラジオ番組への出演、Webサイトでの競馬予想など幅広く活躍。その多才ぶりは、彼女の豊かな経験と強い意志の表れです。2024年7月、プロレスラーとしての引退を発表しましたが、これまでの経験を活かし、新たなステージへと挑戦を続けることでしょう。

人物像と得意技

趣味はショッピング、戦争映画鑑賞、戦地巡りなど多岐に渡り、意外性のある一面も持ち合わせています。得意技はタランチュラ式ヘッドシザース、外道クラッチ、河津落としなど、独自性の高い技を数多く使用。また、誉(ほまれ)、橘花(きっか)、神鷹(しんよう)、スコティッシュ・フォールド、紫電改など、彼女独自の技の数々は、観客を魅了し続けています。

舞台出演歴（抜粋）

彼女の演技力も高く評価されており、数多くの舞台作品に出演しています。主な作品には、『ゲキラボ!!vol.5〜頑張れ!ネコ型!』、『喀血!!銀玉高校応援団〜東京受験戦争篇〜』、『Juliet』、『SAKURA』、『オサエロ』、『かたつむり』、『流れる雲よ〜未来より愛を込めて〜』、『インスタントアクマ』、『新・戦国降臨ガール』などがあります。

まとめ

角田奈穂は、女優、モデル、プロレスラーと、多様な顔を持つ稀有な存在です。持ち前の明るさと努力で、幾多の困難を乗り越えてきました。プロレスラー引退後も、彼女の活躍から目が離せません。

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