角谷道弘

角谷道弘（かどや みちひろ）

大阪府出身の登山家、角谷道弘氏（1963年10月7日生まれ）は、国内外で数々の登攀を成功させているだけでなく、山岳ガイドとしても活躍しています。

経歴

1988年に信州大学農学部を卒業後、会社員生活を経て1995年に山岳ガイドとして独立。2000年には、日本テレビのバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ』のマッターホルン登頂企画でコーチを務めました。2009年からは、『世界の果てまでイッテQ!』の登山企画に携わるなど、メディアを通じても登山や自然の魅力を伝えています。

2012年3月には、八ヶ岳での日本山岳ガイド協会試験中に滑落事故に巻き込まれ、大腿部を骨折する重傷を負いましたが、不屈の精神でリハビリに取り組み、2013年8月には見事マッターホルン登頂を果たしました。その後、『世界の果てまでイッテQ!』のエベレスト挑戦企画に参加するため、マナスル挑戦企画にも合流しました。

現在は、角谷道弘ガイド事務所の代表を務める傍ら、日本山岳ガイド協会認定ガイド、UIAGM国際山岳ガイド、フランス国家認定ガイド、国立登山研修所講師、日本プロガイド協会会長など、数多くの要職を兼任し、後進の育成にも力を注いでいます。2012年からは、石井スポーツ神戸三宮店にも勤務しています。

主な登攀歴

1984年春 - シングチュリフルーテッドピーク（6,501 m/ネパール）試登
1987年春 - チュルーイースト（6,429 m/ネパール）
1989年冬 - パタゴニア・トーレス・デル・パイネ ノースタワー（チリ）登頂
1990年冬 - パタゴニア・トーレス・デル・パイネ セントラルタワー試登
1990年冬 - アコンカグア（6,960 m/アルゼンチン）隊長、登頂
1992年夏 - ハン・テングリ（7,010 m/カザフスタン）隊長、登頂
1992年秋 - ヨセミテエルキャピタンノーズ（アメリカ）完登
1995年夏 - キリマンジャロ（5,895 m/タンザニア）ガイド登頂
1995年秋 - パルチャモ（6,187 m/ネパール）ガイド登頂
1995年冬 - ウイルヘルム（4,509 m/パプアニューギニア）ガイド登頂
1996年冬 - アコンカグア（6,960 m/アルゼンチン）ガイド登頂
1997年9月26日 - チョ・オユー（8,201 m/チベット）隊長、無酸素登頂
1997年冬 - アコンカグア（6,960 m/アルゼンチン）ガイド登頂
1998年春 - パルチャモ（6,187 m/ネパール）ガイド登頂
1999年5月9日 - リャンカンカンリ（7,535 m/チベット）初登頂
2006年9月30日 - マナスル北東壁（8,163 m/ネパール）ガイド登頂
2008年5月24日 - エベレスト南東稜（8,848 m/ネパール）ガイド登頂
2009年10月30日 - ネムジュン西壁（7,137 m/ネパール）初登頂
2010年5月22日 - エベレスト南東稜（8,848m/ネパール）ガイド登頂
2010年8月10日 - モンブラン（4,810 m/フランス）ガイド登頂
2011年8月28日 - キリマンジャロ（5,895 m/タンザニア）ガイド登頂
2013年8月18日 - マッターホルン（4,478 m/スイス）登頂
2013年10月2日 - マナスル（8,163 m/ネパール）ガイド登頂
2015年6月21日 - マッキンリー（6,168 m/アメリカ）ガイド登頂

テレビ出演

世界の果てまでイッテQ!（日本テレビ）
24時間テレビ 「愛は地球を救う」（日本テレビ）

著書

* ステップアップ山登り1 - 5（小学館）

角谷道弘氏は、その豊富な経験と知識を活かし、登山界の発展に大きく貢献しています。

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