記念印

記念印とは

記念印とは、郵便局で使われる消印の中でも、特別な目的のために押印されるものを指します。通常の消印とは異なり、記念印は、その日付やデザインに特別な意味が込められています。記念印は、郵便物の消印としての役割だけでなく、収集の対象としても人気があります。

記念印には、主に以下の4種類があります。

特印（特殊通信日付印）：記念切手の発行時や全国的な記念行事の際に使用される、絵入りの消印です。直径36mmで、赤茶色のインク（鳶色）で押印されます。手押しと機械押しの2種類があります。
初日印（初日用通信日付印）：切手やはがきの発行日のみに使用される消印で、鳩のマークが入っていることから「ハト印」とも呼ばれます。和文、欧文、機械式、絵入りがあります。
風景印（風景入通信日付印）：その郵便局が所在する地域の風景や名所などをデザインした消印です。
小型印（小型記念通信日付印）：地域の記念行事などで使用される、直径32mmの小型の消印です。他の記念印より小さく、イベントごとに使用期間が異なります。

各記念印の詳細

特印（特殊通信日付印）

特印は、記念切手の発行や全国的な記念行事に合わせて使用される特別な消印です。直径36mmの絵入りで、鳶色のインクで押印されます。手押し（手押用印）と押印機（記念押印機用印）の2種類があります。

手押し特印：記念切手発行日から1週間、各郵便局の窓口営業時間内に使用されます。指定された郵便局で押印できます。
押印機特印：記念切手発行日の9時から19時まで、指定された郵便局で使用されます。札幌中央郵便局、仙台中央郵便局、横浜中央郵便局、東京中央郵便局、名古屋中央郵便局、大阪中央郵便局、福岡中央郵便局で押印可能です。

初日印（初日用通信日付印）

初日印は、切手やはがきの発行日のみに使われる消印で、「ハト印」とも呼ばれます。和文ハト印、欧文ハト印、機械ハト印、絵入りハト印の4種類があります。

絵入りハト印：年賀切手やシリーズ切手、グリーティング切手の発行日に使われる、直径36mmの絵入り消印です。鳶色のインクで押印され、手押しと押印機の2種類があります。
和文・欧文・機械ハト印：押印時間は9時から12時までですが、絵入りハト印は特印と同様に、押印機は9時から19時まで、手押し印は各局郵便窓口の開設時間内に押印できます。

風景印（風景入通信日付印）

風景印は、その郵便局がある地域の風景や名所などをデザインした消印です。地域ごとにデザインが異なり、収集家にも人気があります。

小型印（小型記念通信日付印）

小型印は、地域の記念行事などで使用される、直径32mmの小型の消印です。他の記念印よりも小さく、イベントごとに使用期間が異なります。鳶色のインクで押印されます。1934年に「図案文字入通信日付印」として使用されたのが起源で、1951年に現在の名称になりました。

記念印の入手方法

記念印を押印してもらうためには、郵便窓口でその旨を希望する必要があります。また、特印については、使用局に直接行くか、事前に郵送で依頼する必要があります。詳細については、日本郵便のウェブサイトで確認できます。

関連情報

郵便印：郵便物に押される消印全般
風景印：地域の風景などをデザインした消印
初日カバー：切手発行初日に、初日印を押した封筒
定例局：通常の郵便業務を行う郵便局

外部リンク

日本郵便 - 新着切手情報一覧
風景印 - 日本郵便
* 小型印- 日本郵便

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