読売中京FSホールディングス

読売中京FSホールディングス株式会社について

読売中京FSホールディングス株式会社は、日本テレビ系列の主要放送局である讀賣テレビ放送、中京テレビ放送、福岡放送、札幌テレビ放送の4社が、共同株式移転によって設立する予定の認定放送持株会社です。本社は東京都港区東新橋の日本テレビタワーに置かれます。

概要

この持株会社設立の背景には、日本テレビホールディングス（以下、日テレHD）の主導があります。日テレHDは、傘下の日本テレビ放送網（NTV）をキー局とする日本テレビ系列（NNS）の基幹局である上記4社が経営統合し、新たな持株会社を設立することを発表しました。

読売テレビ放送は大阪に本社を置く在阪テレビ局で、日テレ系列の準キー局としての役割を担っています。持株会社は2025年4月1日に発足予定で、経営陣には丸山公夫（現：中京テレビ会長）が代表取締役会長、石澤顕（発表時は日テレHD社長、2025年1月より同副会長）が代表取締役社長に就任する予定です。

設立後は、日テレHDが株式の20%超を保有する持分法適用関連会社となり、読売新聞グループ本社も約15%の株式を保有する見込みです。統合前の4社の既存株主にも、持株会社の株が割り当てられます。

設立の背景と目的

今回の経営統合は、総務省の「マスメディア集中排除原則」の特例に関する省令が改正・施行されたことによって可能になりました。これにより、読売グループが基幹4局への関与を強める狙いがあるとも見られています。株式移転方式での放送持株会社設立は、テレビ東京ホールディングスに次いで2例目です。

日テレHDは、持株会社設立の目的として、人口減少やメディアの多様化、テレビ離れが進む中で、NNS系列のネットワーク強化を掲げています。具体的には、共同での番組制作や設備の共有、スケールメリットの拡大、コストの効率化、新規ビジネスへの積極投資、人事交流などを進めるとしています。

経営統合する4社は、地域社会の発展や活性化に貢献する意思を表明しており、引き続き地域の情報を発信する中核企業としての役割を担うとしています。

沿革

2024年11月29日 - 日本テレビホールディングス及び系列局4社が「日本テレビ系列局4社の経営統合」および「新しい放送持株会社の設立」を発表。
2024年12月24日 - 統合対象となる4社それぞれの臨時株主総会において、各社共に持株会社の設立及び経営統合を承認。
2025年4月1日 - 共同株式移転により設立予定（総務省及び総務大臣からの認可が前提）。系列局4社はFYCSHDの子会社として傘下となる予定。

子会社（予定）

讀賣テレビ放送（ytv）
中京テレビ放送（CTV）
福岡放送（FBS）
札幌テレビ放送（STV）
STV[[ラジオ]]

読売中京FSホールディングスの設立は、日本テレビ系列の将来にとって重要な転換点となる可能性があります。今後の動向に注目が集まります。

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