読売年鑑

読売年鑑について

概要

読売年鑑（よみうりねんかん）は、読売新聞東京本社が1950年から毎年発行している年鑑および統計本です。この年鑑は前年に起きた主なニュースをまとめ、分野別の人名録や様々な統計データも収載されており、内容は年々豊富になっています。特に2008年度版では、「読売ジャイアンツ5000勝の軌跡」というタイトルで、巨人軍の球団史を別冊の付録として提供したことが大きな話題となりました。

総合年鑑としての位置づけ

読売年鑑は、他の有名な年鑑である『朝日年鑑』、『毎日年鑑』、『時事年鑑』と共に長らく総合年鑑として認識されていました。しかし、これらの年鑑が相次いで休刊する中で、読売年鑑は現在、唯一の総合年鑑として刊行され続けています。このことからも、読売年鑑の重要性が伺えます。

年度別刊行

読売年鑑は、各年度ごとに発行され、その内容は時代を色濃く反映しています。例えば、1980年代から2000年代にかけての年鑑には、当時の政治、経済、文化に関する重要なデータや出来事が網羅されています。以下に、いくつかの代表的な年鑑の発行年を示します。

• - 昭和59年版: 1984年（ISBN 4643414308）
• - 昭和60年版: 1985年（ISBN 4643414901）
• - 昭和61年版: 1986年（ISBN 4643416300）
• - 昭和62年版: 1987年（ISBN 4643870044）
• - 1988年版: 1988年（ISBN 4643880015）
• - 1990年版: 1990年（ISBN 4643900016）
• - 1995年版: 1995年（ISBN 4643950013）
• - 2000年版: 2000年（ISBN 4643000015）
• - 2010年版: 2010年（ISBN 464310001X）

このように、一冊一冊が歴史の証人としての役割を果たしています。たとえば、1990年版ではバブル経済の影響を受けた日本の経済状況や、1995年版では阪神淡路大震災について詳しく報告されています。

まとめ

読売年鑑は、過去から現在にかけての日本の重要な出来事を一冊で振り返ることができる貴重な資料です。そして、その情報は学術的な研究やメディアにおいても重宝されています。総合年鑑としての役割を果たす読売年鑑は、今後も引き続き日本の歴史を記録し続ける重要な存在であり続けるでしょう。

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