諸岡

株式会社諸岡の概要

株式会社諸岡（もろおか）は、日本の建設機械業界において長い歴史を持つ老舗メーカーです。主にゴムクローラを搭載した不整地運搬車やフォワーダ、自走式破砕機などの特殊車両を製造・販売しています。1971年には「株式会社諸岡」へと社名を変更し、その後も次々と新しい全油圧式製品を市場に投入してきました。

特に、ブリヂストンと共同開発したゴム製の大型フルクローラを搭載した製品は、操作性や整備性に優れており、業界での高い評価を受けています。これにより、様々な分野で不整地作業が効率よく行えるよう、標準化された製品群が提供されています。

製品ラインアップ

株式会社諸岡の製品は、不整地運搬車やフォワーダ、自走式木材破砕機、フォークリフトなど多岐にわたっています。これらの製品は、建設現場や林業など、様々な業種や用途で利用されており、自衛隊や警視庁、さらには原子力発電所への納入実績もあります。具体的には、以下のような製品があります。

• - 不整地運搬車: キャリアダンプ（リジット式、全旋回型）
• - フォワーダ: 材木搬送専用の車両
• - 自走式木材破砕機: 木材の破砕を行う機械
• - ゴムクローラショベルローダーやフォークリフト

こうした製品は、特に不整地での作業を効率化するために設計されており、堅牢で高い耐久性を持っているのが特徴です。

事業所と営業所

本社は茨城県龍ケ崎市に設立され、そこから複数の営業所を通じて全国各地に製品を展開しています。営業所在地には、北海道営業所、東北営業所、関東営業所などがあり、それぞれの地域で顧客のニーズに応じたサービスを提供しています。また、アメリカやドイツにも現地法人を設立し、国際的な展開も行っています。

沿革

株式会社諸岡の歴史は1958年に始まり、茨城県で土木建設会社として創業。1966年に法人化し、油圧機器の開発を手始めに、1971年には現在の社名に改称しました。その後も、様々な技術革新を続け、代表的な製品を次々と市場に投入しました。近年では、特に環境意識を背景に「環境と共に生きる」というスローガンのもと、木材破砕機や環境関連機器の開発に力を入れています。

サービスと未来展望

現在は、遠隔で機械の稼働状況を監視できる「M-eye」などのサービスも提供しており、より効率的な運用を可能にしています。今後も新たな技術の開発を追求し「道なき未知を切り拓く」というビジョンのもと、さらなる成長を目指しています。株式会社諸岡は、これからも革新を続けていくことで、業界の発展に寄与していくことでしょう。

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