講談社 ラジオブックス

講談社 ラジオブックス

『講談社 ラジオブックス』は、2000年1月3日から2009年3月27日までTBSラジオで放送されていたラジオ番組です。講談社が刊行する書籍を題材に、TBSのアナウンサーが朗読を担当しました。

番組概要

この番組では、1週間にわたり、講談社の書籍の一部分を朗読していました。原則としてTBSのアナウンサーが朗読を担当しましたが、作品によっては、佐藤江梨子のようなアナウンサー以外の出演者が朗読することもありました。また、番組の後半には、著者のインタビューが放送されることもあり、作品の理解を深める上で貴重な機会となっていました。番組で取り上げられた本は、リスナーへのプレゼント企画も実施され、聴取者との交流も大切にしていました。

講談社が展開する「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」の活動の一環として、TBSアナウンサーが読み聞かせボランティアとして派遣され、公開録音を行うこともありました。これにより、番組はラジオの枠を超え、地域社会との連携も図っていました。

2007年3月からは、過去の朗読の一部がオーディオブックとして有料配信されました。これにより、番組は放送終了後も、リスナーがいつでも作品に触れられる機会を提供しました。

番組のキャッチフレーズは「ページを開いて、心にしおりを」。これは、番組を1冊の本に見立てた表現で、番組のエンディングでは、月曜日から木曜日までは「今夜はここに栞を挟んで、続きはまた明日」、金曜日は「今夜は心に栞を挟んで」という台詞が用いられました。また、番組の終了は「ページを閉じる」と表現され、番組の終わりに独特の余韻を残しました。

日曜深夜の放送終了後に流れる試験電波では、稀にこの番組のアナウンサーによる朗読の一部が放送されることもありました。

2008年後半からの経済状況の変化を受け、講談社は経営の見直しを迫られ、『月刊現代』を休刊するなど、事業の整理を行いました。その影響を受け、9年3ヶ月にわたり放送されてきた『ラジオブックス』も、2009年3月をもって終了することになりました。

放送時間

月曜〜金曜 23:40 - 23:55

番組構成

23:40 オープニング
月曜日には、リスナーからのお便り紹介と、その週に朗読する本についての紹介。
火曜日から金曜日は、本のあらすじなどを紹介。
23:41 - 23:53 朗読
23:53.20 エンディング

スタッフ

音楽：真央
プロデューサー：菅原牧子（元TBSアナウンサー）

関連番組

TBSラジオ番組一覧
ことばのたまてばこ（CBCラジオ）
おしゃべり本棚（RKBラジオ）
青春アドベンチャー（NHKラジオ） - 朗読系ラジオドラマ。

外部リンク

講談社ラジオブックス
* TBSアナウンサー通信

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