讃集詩

『讃集詩』について

『讃集詩』は、1980年5月21日に音楽ユニット・ALFEEがF-LABELからリリースした、彼らの3枚目となるオリジナルアルバムです。このアルバムは、前作『TIME AND TIDE』からわずか9か月後に発表されました。発売形態はアナログLPとカセットテープの2つで、音楽ファンにとって貴重な作品となっています。

アルバムの特徴として、前作では外部のアレンジャーが大半の楽曲の編曲を担当していましたが、この『讃集詩』では全ての楽曲にメンバー自身が関与しています。また、このアルバムは坂崎幸之助が手掛けた楽曲が収録された最後の作品としても知られています。これにより、より個性的で統一感のある音楽が表現されることとなりました。

収録曲

本アルバムには以下の楽曲が収録されています:

• - やすらぎをもとめて
• - Something Blue
• - 帰郷
• - 逆もどり浮気考
• - 明日なき暴走の果てに
• - 坂道
• - 落日の風
• - ロンサム・シティ
• - 無言劇
• - 追想
• - Musician

特に、7枚目のシングルのカップリング曲である「明日なき暴走の果てに」は、井上鑑との共同編曲によりリアレンジされたアルバムバージョンが収録されています。このように、シングル曲をアルバムで新たに表現する試みは、アルバム全体に新たな息吹を与えることとなっています。

参加ミュージシャン

ALFEEのメンバーが演奏する楽器についても注目が集まります。以下のミュージシャンが参加しています:

• - 坂崎幸之助：ボーカル & ギター
• - 高見沢俊彦：ボーカル & ギター
• - 桜井賢：ボーカル & ベース

また、サポートミュージシャンとして、以下の人々が協力しました:

• - 井上鑑：キーボード
• - 島村英二：ドラムス
• - 穴井忠臣：パーカッション

タイアップ

『讃集詩』の収録曲の一つは、テレビ東京系列の火曜ドラマ『あいつと俺』の主題歌としても起用されています。こうしたメディアでの露出が、アルバムの知名度を高める要因となったことでしょう。

このアルバムは1985年には初めてCD化され、さらに1990年と2009年には再発されるなど、時代を超えて多くのファンに支持されています。特に2009年の再発では、メジャーデビュー35周年を記念し、紙ジャケット仕様のHQCDとしてリリースされました。このように、ALFEEは常に新たな形でファンとのつながりを大切にしており、歴史ある音楽ユニットとしての地位を確立しています。

再発も含めて多彩なフォーマットで楽しむことができる『讃集詩』は、音楽の持つ力を実感させてくれる作品です。

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