谷口大智

谷口大智：バスケットボールに捧げた情熱と挑戦

谷口大智（たにぐち だいち）は、1990年4月15日生まれの日本のプロバスケットボール選手です。奈良県で生まれ、幼少期からバスケットボールに親しみ、その才能を開花させてきました。

輝かしい高校時代とアメリカへの挑戦

中学時代から全国大会に出場するなど、その実力は早くから注目されていました。洛南高校に進学すると、1学年上の辻直人、同期の比江島慎らと共に、ウィンターカップ3連覇という偉業を達成。U-15、U-18の日本代表にも選出されるなど、将来を嘱望される選手へと成長しました。

高校卒業後、谷口は井上雄彦が創設したスラムダンク奨学金の第2期奨学生としてアメリカへ留学。サウスケントスクールでのプレーを経て、アリゾナ・ウエスタン大学に進学します。ここでは、スモールフォワードやシューティングガードとしても起用され、持ち前のシュート力でチームに貢献しました。2年次にはチームの優勝にも貢献。その後、サウスイースタン・オクラホマ州立大学に編入し、デニス・ロッドマンの母校で更なる成長を目指しました。

プロ選手としてのキャリア

大学卒業後、谷口はターキッシュ エアラインズ bjリーグの秋田ノーザンハピネッツと契約し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせます。2017-18シーズンには、昇格をかけた熊本ヴォルターズとのプレーオフで6本の3ポイントシュートを成功させ、チームの勝利に大きく貢献しました。その後、広島ドラゴンフライズ、茨城ロボッツを経て、現在はB1リーグの島根スサノオマジックに所属し、主力選手として活躍しています。

日本代表としての誇り

谷口は、FIBAワールドカップ2023アジア予選のチャイニーズ・タイペイ戦で日本代表デビューを果たしました。長年の努力が実を結び、日の丸を背負って戦う姿は、多くのファンに感動を与えました。

個性尊重をテーマにした絵本出版

2024年10月には、自身がプロデュースした童話の絵本を出版しました。絵本のテーマは個性の尊重であり、少年時代に自身の高身長で悩んだ経験をもとに制作されています。

家族の支え

弟の谷口光貴もプロバスケットボール選手として活躍しており、ライジングゼファーフクオカに所属しています。妹も大阪薫英女学院在学中にウィンターカップに出場するなど、バスケットボール一家として知られています。

谷口大智は、その高い技術とバスケットボールへの情熱で、常に進化を続けています。今後の更なる活躍が期待される、注目の選手です。

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