谷名樹

谷名 樹（たにな たつき）

日本のプロラグビーユニオン選手。2000年8月20日に宮崎県で誕生。フィールド上での役割はフッカー（HO）を務める。現在、ジャパンラグビーリーグワンに参戦している狭山セコムラガッツの一員としてプレーしている。

プロフィール

体格は身長175センチメートル、体重98キログラム。フッカーというポジションは、強靭な肉体と素早い動きが求められるため、この体格は彼のプレースタイルに適していると言える。チームメイトやファンからは、「TT」や「たつき」といったニックネームで呼ばれ、親しまれている。

経歴

ラグビーのキャリアは、地元宮崎県の県立延岡星雲高等学校で基礎を培った。高校卒業後の2019年には、東洋大学へ進学し、同大学のラグビー部に入部。大学4年間を通じて、関東大学ラグビーリーグ戦など多くの試合で経験を積み、特に最終学年である4年次には、大学ラグビー界の頂点を決める重要な大会である全国大学ラグビーフットボール選手権大会への出場を果たし、チームの躍進に貢献した。

大学での活躍が認められ、卒業後の2023年にセコムラガッツへの加入が決定。日本のトップカテゴリーであるジャパンラグビーリーグワンに所属する同チームで、プロ選手としての第一歩を踏み出した。

プロ選手として、彼は2024-25シーズンの開幕戦で記念すべきリーグワン公式戦デビューを飾った。具体的には、2024年12月22日に行われたリーグワン第1節、対WG昭島戦が、彼のプロリーグでの初めての試合出場となった。この試合は、彼のキャリアにおいて新たな段階へ進む重要な一歩となった。

フッカーは、スクラムの最前列の中央で相手フォワードと組み合うだけでなく、ラインアウトでの正確なボール投入も担うなど、チームのセットプレーにおいて極めて重要なポジションである。谷名選手は、これらの技術と判断力を高めながら、チームの戦術遂行に貢献している。

出身地の宮崎県や、母校である延岡星雲高等学校、東洋大学ラグビー部といった彼のラグビー人生を支えてきた背景も注目される。狭山セコムラガッツでの今後の活躍を通じて、チームの勝利に貢献し、ジャパンラグビーリーグワンという高いレベルでの経験を重ねることで、さらなる選手としての成長が期待されている。

まだ若いラグビーユニオン選手である谷名樹のキャリアはこれからが本番であり、フッカーとして経験値を積み、技術を磨き続けることで、日本ラグビー界において存在感を示す選手へと成長していく可能性を秘めている。今後の彼の挑戦と活躍から目が離せないだろう。

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