谷川治恵

谷川治恵

谷川治恵（たにかわ はるえ、1954年2月9日 - ）は、日本将棋連盟に所属していた元女流棋士です。2002年に引退されました。女流棋士番号は10から2。女流棋士会会長を2期務め（2001年 - 2003年、2007年 - 2009年）、2011年5月からは日本将棋連盟の非常勤理事も務めました。埼玉県出身で、青山学院大学を卒業。佐瀬勇次名誉九段門下。

人物

青山学院大学在学中は、チェスの学生女子チャンピオンとなるほどの腕前でした。1976年4月には、NHK『将棋講座』のアシスタントとして出演し、同年9月に女流棋士となりました。

女流棋士として、第3期（1980年度）女流王将戦で蛸島彰子に挑戦しましたが、0勝2敗で敗れ、タイトル奪取はなりませんでした。1991年〜1993年には、『NHK杯テレビ将棋トーナメント』の司会、聞き手を担当し、その明るい人柄で将棋ファンを楽しませました。

棋士の田丸昇は元夫であり、小学館の学習雑誌に将棋のコーナーを夫婦で連載したこともあります。将棋を通じて、子供たちに将棋の楽しさを伝える活動も行っていました。

2001年5月から2003年5月、および2007年6月から2009年3月まで女流棋士会会長を務め、女流棋士の地位向上に尽力しました。2009年4月、新たな棋士会（男女合同）の発足に伴い、女流棋士会独自の役員は置かないこととなりました。

2001年には、現役勤続25年表彰を受けています。2011年5月には、日本将棋連盟非常勤理事に就任し、将棋界の発展に貢献しました。2013年4月に再び女流棋士会役員となり、2015年6月には同相談役に就任しています。

昇段履歴

1976年09月23日 - 女流1級 = 女流プロ入り
1978年09月10日 - 女流初段
1981年03月19日 - 女流二段
1989年05月22日 - 女流三段（勝数規定／女流二段昇段後150勝）
2000年06月28日 - 女流四段（勝数規定／女流三段昇段後120勝）
2002年04月30日 - 引退
2011年04月01日 - 女流五段（引退女流棋士昇段規定）

主な成績

タイトル戦登場

女流王将戦 - 第3期女流王将戦挑戦（1980年度）
登場回数1、獲得0

将棋大賞

第37回（2009年度） 東京将棋記者会賞

表彰

日本将棋連盟 表彰
2001年11月：勤続25年

役員等

日本将棋連盟

日本将棋連盟非常勤理事（2011年5月26日 - 2017年05月29日）

女流棋士会

女流棋士会 会長
2001年 - 2003年
2007年 - 2009年3月
女流棋士会 相談役
2015年6月 -

外部リンク

* 谷川治恵｜女流棋士データベース｜日本将棋連盟

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