谷美幸

谷美幸（たに みゆき）

谷美幸は、アメリカを拠点にしながら活動する作曲家、編曲家、ドラマー、リズムコーチ、都市計画家、そして社会起業家です。彼女はプロドラマーとして2002年にキャリアをスタートし、世界約60カ国で700本以上の即興セッションを行い、さまざまなビートジャンルに対応した演奏を行っています。特に第66回グラミー賞ノミネートのMagic Slimや第54回グラミー賞ノミネート候補のCurits Kingと共演し、国際的な評価を得てきました。

音楽の経歴

24歳からプロドラマーとして本格的な活動を始め、アメリカン・ポップスやブルーズ、ロックなど多様なジャンルに精通しています。特に、何千人もの前でのライブ演奏を通じて、アドリブ演奏のスキルを磨いてきました。彼女のドラムはその独創性とリズム感で高く評価され、各アーティストから信頼を寄せられています。2008年頃からは海外での活動を意識し始め、以降、数々の海外ツアーにメインドラマーとして参加しました。

近年では、「イクイ・ミナト」という新たな音楽名義でオーダーメイド楽曲の提供を開始しています。特に注目を集めたのは2024年のNew York Textile Monthで、久留米絣の織り機の音をビートにした「Woven by Fate」を発表。21世紀にふさわしい新しい音楽の創造に挑んでいます。

都市計画と社会貢献

音楽以外にも、谷は都市計画家としても非常に活発に活動しています。2008年からは、12都市を対象とした都市交通インフラ開発の提案や、国家間の投融資事業に関与し、大規模な社会プロジェクトに取り組んできました。彼女は技術士の資格を持ち、国際的なレベルで実績を積んでいます。

リズムコーチとしての活動

2020年よりアメリカに移住し、リズムコーチや音楽プロデューサーとしての新たな道を歩み始めました。特に、幼児教育と音楽を組み合わせたプログラムを手がけ、海外の英語教育プログラム教材の開発にも携わっています。子どもたちにリズム感を育むための工夫を凝らし、関係者の支持を受けています。

社会起業家としての新たな挑戦

2024年にはアメリカ法人ONTSUBU LLCを設立し、社会起業家としての道にも進出。新しいアイデアやプロジェクトを通じて、地域社会への貢献を目指している彼女は、音楽を通じた新しい価値の創造にも取り組んでいます。

まとめ

谷美幸は多才なアーティストとして、音楽活動のみならず、都市計画や教育、社会企業の分野でもその力を発揮しています。世界中で彼女の音楽とビジョンが広がる中、今後のさらなる活躍が期待されています。

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