豊嶋亮太

豊嶋亮太：ボクシング界を駆け上がるファイター

豊嶋亮太（とよしま りょうた）は、1995年12月27日生まれ、福岡県糸島市出身のプロボクサーです。かつてはキックボクサーとしても活躍しており、卓越した運動能力と闘志を武器に、ボクシング界で数々のタイトルを獲得してきました。現在は帝拳ボクシングジムに所属し、さらなる高みを目指して日々鍛錬を重ねています。

キックボクシングからボクシングへ

5歳から空手を始め、小学3年生でキックボクシングの世界に入りました。2010年7月19日にはプロデビューを果たし、2012年10月25日にはRISING ROOKIE CUPミドル級で優勝を飾るなど、キックボクサーとして確かな実績を残しました。しかし、高校3年生の時にボクシングへの転向を決意し、新たな挑戦をスタートさせます。

プロボクシングでの躍進

2014年11月22日にプロボクサーとしてデビューした豊嶋選手は、初戦を引き分けで終えます。しかし、その後は着実に力をつけ、2016年12月23日には全日本新人王決定戦で勝利し、全日本新人王の栄冠を手にしました。

その後も、ウェルター級のボクサーとして、その実力を発揮します。2021年1月16日には、OPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦で長濱陸選手を破り、見事王座を獲得しました。さらに同年5月19日には、WBOアジアパシフィックウェルター級王者であった別府優樹選手との王座統一戦を制し、二つのタイトルを同時に保持するという偉業を成し遂げました。

その後も防衛戦を重ね、OPBF王座は2度、WBOアジアパシフィック王座は1度防衛に成功しましたが、2023年1月14日の試合で佐々木尽選手に敗れ、これらの王座から陥落しました。

しかし、豊嶋選手の挑戦はここで終わりませんでした。2023年11月4日には、日本ウェルター級最強挑戦者決定戦で勝利し、再び王座挑戦のチャンスを掴みます。そして、2024年5月4日、因縁の相手である坂井祥紀選手との再戦を制し、見事日本ウェルター級王座を奪還しました。しかし、減量苦を理由にスーパーウェルター級への転向を決意し、日本ウェルター級王座を返上することになりました。

2024年11月21日には、スーパーウェルター級で日本同級1位の左右田泰臣選手を破り、日本スーパーウェルター級王座への挑戦権を獲得しています。

豊嶋選手の戦績

キックボクシング: 5戦2勝1敗2分
プロボクシング: 23戦20勝（11KO）3敗1分

獲得タイトル

プロキックボクシング
2012年RISING ROOKIES CUP ミドル級 優勝
プロボクシング
全日本ウェルター級新人王
第42代OPBF東洋太平洋ウェルター級王座
WBOアジアパシフィックウェルター級王座
* 第58代日本ウェルター級王座

エピソード

OPBF東洋太平洋王座初挑戦の際には、髪をピンク色に染めて試合に臨むなど、その個性的な一面も持っています。

今後の活躍

常に進化を続ける豊嶋亮太選手。スーパーウェルター級での新たな挑戦、そして更なる高みを目指す彼の今後の活躍に、注目が集まります。

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