坂井祥紀

坂井祥紀（さかい しょうき、1991年1月3日 - ）は、兵庫県尼崎市出身のプロボクサーであり、横浜光ボクシングジムに所属しています。彼は第57代日本ウェルター級王者として知られ、そのキャリアは国内だけでなく海外でも注目を集めています。

アマチュア時代

坂井は中学1年生の時にボクシングを始め、尼崎ジムでトレーニングを積みました。尼崎工業高校在学中の2008年には、チャレンジ!おおいた国体で少年の部ライト級に兵庫県代表として出場し、ベスト4の成績を収めました。この頃から、その才能の片鱗を見せていました。

プロ転向とメキシコでの挑戦

高校卒業後、坂井は大阪のロマンサジムを経て、メキシコへと渡りました。メキシコでは、数々の世界王者を育てた名将イグナシオ・ベリスタインの指導を受け、技術を磨きました。2010年6月26日、ロス・モチスでのプロデビュー戦で判定勝利を飾り、プロボクサーとしてのキャリアをスタートさせました。

2015年9月12日には、WBCユース世界スーパーライト級王座決定戦でハビエル・メルカドを10回KOで破り、ユース王座を獲得しました。その後もアメリカでの試合を重ね、2016年4月23日にはカルロス・ビラに判定勝利、2017年8月22日にはラスベガスデビュー戦でアシュリー・シオフェンに判定勝利するなど、海外での実績を着実に積み重ねていきました。

日本での活躍

2019年11月2日、カリフォルニア州カーソンでの試合でゴル・エリツィアンに判定負けを喫した後、2020年に横浜光ボクシングジムと契約し、日本での活動を本格化させました。当初は日本での再起を図り、再びアメリカを目指す意向でしたが、日本での試合に注力するようになります。

2020年8月31日、新宿FACEでの日本デビュー戦で重田裕紀に判定勝利を収めました。その後も2020年12月26日に小畑武尊、2021年8月20日にダリオ・ファーマンに勝利を重ねます。しかし、2021年4月8日には小原佳太との日本ウェルター級王座戦で判定負け、同年12月4日には豊嶋亮太とのOPBF東洋太平洋およびWBOアジアパシフィックウェルター級王座戦でも判定負けと、タイトル獲得には至りませんでした。

日本ウェルター級王座獲得

2022年10月22日には、日本ウェルター級挑戦者決定戦で重田裕紀と対戦。試合はドローに終わったものの、特別ルールにより挑戦権を獲得しました。そして、2023年4月26日、重田裕紀との再戦となった日本ウェルター級王座決定戦で2回TKO勝利を収め、悲願の日本王座を獲得しました。

その後、2023年9月2日に能嶋宏弥、2023年12月2日にはシーサー皆川を破り、2度の防衛に成功しました。しかし、2024年5月4日の豊嶋亮太との再戦で判定負けを喫し、王座から陥落しました。2025年1月24日には、佐々木尽とのOPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックウェルター級2冠タイトルマッチに挑みましたが、判定負けで王座奪還はなりませんでした。

戦績

アマチュア戦績は8勝3敗、プロ戦績は48戦29勝（15KO）15敗3分です。

獲得タイトル

坂井はWBCユース世界スーパーライト級王座と第57代日本ウェルター級王座を獲得しています。

関連人物

亀田和毅は、坂井と同じくメキシコでプロデビュー後、日本で活動しているボクサーです。ただし、亀田は日本デビュー後もメキシコを主な活動拠点としていた点が坂井とは異なります。

外部リンク

坂井祥紀の[Instagram]]アカウントは[@shokisakai で、彼の戦績はBoxRecで確認できます（https://boxrec.com/en/proboxer/639853）。

坂井祥紀は、海外での経験を活かし、日本ボクシング界でさらなる活躍を目指しています。

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