豊明インターチェンジ

豊明インターチェンジ

豊明インターチェンジ（とよあけインターチェンジ）は、愛知県豊明市に位置し、伊勢湾岸自動車道と国道23号名四バイパス・知立バイパスが接続する重要なインターチェンジです。

概要

豊明ICは豊明市の南端に位置し、愛知県道57号瀬戸大府東海線（以下、県道57号）および伊勢湾岸自動車道豊明ICと接続しています。ICの構造は、本線と側道に大別されます。本線は県道57号交差点と立体交差で接続せず通過します。側道は県道57号と連絡するほか、県道57号との連絡を前提とした伊勢湾岸自動車道豊田方面への入口と同方面からの出口が連絡します。知立方面からの国道23号（知立バイパス）は、側道を経由して伊勢湾岸自動車道四日市方面入口に接続します。ただし、県道57号から四日市方面へのランプウェイを経由して伊勢湾岸自動車道豊明IC四日市方面入口へ向かうことはできません。この場合は、伊勢湾岸自動車道名古屋南ICを利用する必要があります。

国道1号は、このICを境に名古屋方面は中汐田交差点まで2車線、知立方面は4車線となります。

歴史

開設当初、県道57号とは平面交差でしたが、交通量の増加により1980年代後半には1日6万台以上の通過交通を処理できなくなり、常時渋滞が発生していました。この渋滞を避けるために迂回する車両が生活道路や農道を通行するようになり、地元住民や学童への危険が差し迫りました。この状況を改善するため、豊明市は建設省に名四国道の立体交差化を要望し、1986年度から調査が開始され、伊勢湾岸道路（第二東名高速道路）計画と連携して実施されることになりました。

年表

1969年（昭和44年）11月20日：大府市から豊明市内の供用開始に伴い豊明IC開設。
2001年（平成13年）11月18日：伊勢湾岸自動車道建設に先駆けて県道57号とは立体交差（ランプウェイを介して接続）となります。

伊勢湾岸自動車道「豊明インターチェンジ」

概要

形状としては変則的なダイヤモンド形となっており、それぞれの出入口が国道23号に直結しています。また、国道23号を介して県道57号とも接続しますが、四日市JCT方面の出入口とは接続しません。これは、高速道路と出入口を結ぶランプウェイが県道57号の直上を横断通過するためです。そのため、当ICと四日市方面の連絡は国道23号知立方面、もしくは国道1号岡崎方面の交通に限定されます。県道57号は豊明市街と豊明ICを連絡する道路であるため、県道57号と連絡できないことは豊明市街と伊勢湾岸自動車道四日市JCT方面との連絡が豊明IC経由では不可能であることを意味します。

四日市方面と県道57号が豊明ICによってアクセス出来ない理由として、地形上の問題や技術的に無理があることに加え、県道アクセスの予測交通量を勘案したことにもよりますが、何よりも隣りの名古屋南IC（四日市方面のみアクセスのハーフセット）と豊明ICが2つで1つのインターチェンジとして考えられていたためです。よって上記の通り、県道アクセスは隣りの名古屋南ICが担うこととされています。

なお、国道1号名古屋方面から豊明ICへの出入りは両方向とも不可能で、この場合は大回りを余儀なくされます（2019年の都市計画道路桜ヶ丘沓掛線の開通により多少改善されました）。

歴史

2003年（平成15年）
3月23日 : 名古屋南IC - 豊明IC間開通に伴い一部供用開始。
12月25日 : 豊明IC - 豊田南IC間開通に伴い完全供用開始。

隣

名四国道（国道23号）：豊明IC - 北崎IC
知立バイパス（国道23号）：今川IC - 豊明IC
伊勢湾岸自動車道：(3) 豊田南IC - (3-1) 刈谷PA/SIC - (4) 豊明IC - (5) 名古屋南IC / JCT

周辺施設

中京競馬場
名鉄名古屋本線 豊明駅・前後駅
名古屋鉄道 犬山検査場豊明検車支区
愛知豊明花き地方卸売市場
星城中学校・高等学校
大府みどり公園

接続する道路

直接接続
名四国道・知立バイパス（国道23号）
間接接続
国道1号岡崎方面（名四国道を介した間接接続）
愛知県道57号瀬戸大府東海線（豊田方面との相互利用のみ接続）

料金所

レーン運用は、時間帯やメンテナンスなどの事情により変更される場合があります。

入口

豊田方面
レーン数：2
ETC専用：1
ETC / 一般：1
四日市方面
レーン数：2
ETC専用：1
一般：1

出口

豊田方面
レーン数：3
ETC専用：1
ETC/一般：1
一般：1
四日市方面
レーン数：4
ETC専用：1
一般：3

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