豊田南バイパス

豊田南バイパスについて

豊田南バイパス（とよたみなみバイパス）は、愛知県豊田市の駒場町から逢妻町にかけて延びる国道155号のバイパスです。全長は12.9 kmで、多くの交通量を抱える道路として重要な役割を担っています。特に、バイパスの一部は一般広域道路である衣浦豊田道路の一部として指定されています。

バイパスの現状と未開通区間

2025年現在、豊田南バイパスの起点から国道153号の豊田西バイパスまでの9.2 kmが開通していますが、そのうちの4.6 kmについては4車線の供用区間となっています。このほか、豊田市生駒町から堤町までの区間は暫定的に2車線で運用されています。さらに、2026年度に供用開始が予定されている未供用の区間（東新町から逢妻町までの3.7 km）も2車線の設定で、全線開通が見込まれています。

バイパスは東名高速道路の豊田ICから終点に至る4.8 kmを含み、これは国道153号の豊田北バイパスとも接続しており、豊田外環状の一部を形成しています。現状の国道155号は、狭い幅員の2車線区間が多く、特にラッシュ時の渋滞が深刻でしたが、バイパスの開通により市街地の交通が円滑になりつつあります。

バイパスの管理委託と番号変更

豊田南バイパスの供用が始まったことで、2015年4月1日より豊田市内の国道155号現道の一部が、国土交通省から愛知県に管理権が移りました。また、路線番号も国道419号に変更されています。これにより、交通管理や運用の効率が向上することが期待されています。

路線データと歴史

豊田南バイパスの起点は愛知県豊田市駒場町、終点は同市逢妻町にあり、総延長は12.9 kmです。この道路規格においては、第3種第1級が設定されています。道路幅員は広く、32.0 mから47.3 mの区間が存在し、4車線の構造（側道を含めて6車線）を有しています。設計速度は時速80 kmで、交通量は計画通りであれば1日約45,600台が見込まれています。

豊田南バイパスの歴史は1964年に遡り、豊田市内での都市計画決定が行われ、1967年には一部区間が一般国道に指定されました。1973年には終点までの計画変更が行われ、1983年に工事が開始されました。その後、1988年に駒場町から堤町までの5.2 kmが一部供用を開始し、1990年にはさらに供用区間が拡大。その後も徐々に進捗が見られ、2015年に国道419号への管理が移行し、現在に至ります。

主な接続道路

豊田南バイパスは、国道155号現道をはじめ、国道419号や伊勢湾岸自動車道、東名高速道路など多くの主要道路と接続しています。このため地域の交通網を支える重要な道路ネットワークの一部として機能しており、今後の整備計画にも期待が寄せられています。

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