国道419号

国道419号：岐阜から愛知を結ぶ主要道路

国道419号は、岐阜県瑞浪市を起点とし、愛知県高浜市に至る一般[[国道]]です。全長約78kmに及ぶこの路線は、岐阜県と愛知県の両県にまたがり、豊かな自然と活気ある都市部を繋ぐ重要な役割を担っています。

起点から終点までの経路と特徴

瑞浪市から南下する国道419号は、まず愛知県の豊田市に入ります。豊田市北部には、小原和紙として知られる伝統的な和紙産業が盛んな小原地区があり、この地域を通過します。その後、藤岡地区などの地域を経由し、豊田市中心部では国道153号、国道155号と重複区間を形成します。

豊田市中心部からさらに南下し、知立市では国道1号および国道23号（知立バイパス）と交差します。そして、最終的に高浜市の衣浦港付近に至り、その終点となります。路線の大部分は片側1車線以上の道路が整備されており、比較的走りやすい道路と言えます。

衣浦豊田道路と高浜高架橋

国道419号の一部区間は、地域高規格[[道路]]である衣浦豊田道路（都市計画道路：衣浦豊田線）と重複しています。特に、国道155号との重複区間から終点の高浜市までは衣浦豊田道路に含まれており、そのうち豊田市生駒町から知立市新林町までの約4.3kmは一般有料道路として供用されています。

終点付近の衣浦大橋東交差点は、国道247号と交わる交通の要衝であり、以前は慢性的な交通渋滞が発生していました。この交差点は「事故危険箇所」にも指定されていたことから、交通渋滞の解消と安全性の向上が課題となっていました。

そこで、2018年3月24日、3つの交差点をまたいで南北方向を直進立体化する「高浜高架橋」が整備され開通しました。これにより、国道247号との接続において、衣浦大橋東交差点を経由することなく通行できるようになり、交通渋滞の緩和と安全性の向上が図られました。

路線データと歴史

国道419号の路線データは以下の通りです。

起点: 岐阜県瑞浪市（陶町大川＝国道363号交点）
終点: 愛知県高浜市（衣浦大橋東交差点＝国道247号交点）
重要な経過地: 愛知県西加茂郡藤岡町、豊田市、知立市、刈谷市（野田町）
総延長: 約78.2km

1982年4月1日に一般[[国道]]419号として路線が指定され、その後、2015年4月1日には豊田市の一部区間が路線番号変更となりました。これらの変更は、地域の交通状況の変化や道路整備の進展を反映したものです。

路線状況と関連情報

国道419号は、地域によって様々な愛称で呼ばれています。刈谷市では「刈谷街道」、豊田市では「豊田南北線」と呼ばれ、親しまれています。また、衣浦豊田道路区間は「衣浦豊田道路」という名称でも知られています。

さらに、国道153号、国道420号、国道248号、国道155号など、複数の国道と重複区間が存在します。衣浦豊田道路区間には、生駒IC、八橋IC、牛田IC、新林ICといったインターチェンジも設置されています。

国道419号は、地域住民の生活道路として、また、産業を支える重要な交通インフラとして、その役割を果たしています。今後も、道路整備や交通管理の改善により、安全で快適な道路として利用されることが期待されます。

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