豊田市女子高生殺害事件

豊田市女子高生殺害事件

2008年5月2日、愛知県豊田市生駒町で、当時15歳の女子高校生が殺害された強盗殺人事件。愛知県警察は「豊田市生駒町地内における女子高校生強盗殺人事件」と呼称しています。事件は未解決のまま、2008年12月より警察庁捜査特別報奨金対象事件となっています。

事件の概要

被害者は愛知教育大学附属高等学校に通う1年生。事件当日、部活動後、自転車で帰宅途中に何者かに襲われました。家族が捜索願を出し、警察も捜索を開始。翌朝、自宅から約1km離れた農道で遺体が発見されました。

現場の状況

遺体は制服が泥で汚れ、激しく争った跡がありました。首には黒いビニールテープが巻かれ、口にはタオルが押し込まれていました。目と鼻には殴られた痕跡があり、所持品の一部がなくなっていました。現場には倒れた自転車、脱げた靴、壊れた携帯電話が残されていました。

被害者のカバンは、遺体発見現場から約15キロ離れた岡崎市の土手で発見されました。中には教科書や電子辞書などが入っていましたが、ジャージがなくなっていました。

事件前、現場周辺では女子高校生が襲われる事件が多発しており、被害者もブログに不安な気持ちを綴っていました。

司法解剖の結果

司法解剖の結果、死因は窒息死と判明。犯行時刻は午後7時から午後9時ごろと推定されました。乱暴された形跡や犯人の体液は検出されませんでした。

事件後の捜査

愛知県警察は特別捜査本部を設置し、捜査を開始。土地勘のある人物の犯行と見て捜査を進めました。現場付近での情報提供呼びかけや、持ち去られたジャージの公開などを行いましたが、有力な情報は得られませんでした。

事件発生から1年後、現場から犯人のものとみられるDNAの一部や手袋痕が検出されたことが判明しましたが、被疑者の割り出しには至っていません。

現在の状況

事件は未解決のまま、情報提供を呼びかけています。事件現場付近には石碑が建てられましたが、後にヤマト運輸の施設建設に伴い、石碑を避ける形で施設が建設されました。

事件に関する情報提供は、豊田警察署特別捜査本部で受け付けています。

情報提供連絡先

豊田警察署特別捜査本部：0565-35-0110

外部リンク

愛知県警察/豊田市生駒町地内における女子高校生強盗殺人事件

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