豊鉄ターミナルホテル

豊鉄ターミナルホテルの概要

愛知県豊橋市に位置していた豊鉄ターミナルホテルは、1988年10月5日に開業を迎えました。このホテルは豊橋鉄道が所有する豊鉄ターミナルビル内に設立され、運営は豊鉄ターミナルホテルという子会社が担当していました。ホテルは豊橋駅と新豊橋駅に近接する便利なロケーションにあり、豊橋鉄道グループの特性を生かしており、名鉄グループから得たホテル運営の知見を活用した効率的で質の高いサービスを提供していました。

施設とサービス

ホテルは地上9階建てで、1階から5階には飲食店や旅行代理店、耳鼻咽喉科や眼科といったテナントが入居したオフィスフロアが配置されていました。ホテルのフロントは6階にあり、そこから宿泊者に対する様々なサービスが提供されていました。客室は禁煙と喫煙に分かれており、6、8、9階に禁煙ルーム、7階には喫煙可能な部屋が設けられていました。さらに、最上階の9階にはスカイレストランと一部の客室が配置され、宿泊者に素晴らしい眺望とともに食事を楽しむことができる環境が整っていました。公式のチェックイン時間は16:00以降で、フロントは24時間対応のため、前もって連絡をすれば深夜のチェックインにも対応していました。

経営の変遷

しかしながら、2020年に新型コロナウイルスの影響により宿泊業界全体が厳しい状況に直面。その結果、豊鉄ターミナルホテルも同様に需要が低迷し、2020年9月末をもって営業を終了する決定が下されました。2020年10月15日に発行された官報には、ホテルの解散公告が掲載されました。

その後の活用

営業終了後、2020年12月25日から豊橋鉄道は旧豊鉄ターミナルホテルの施設を利用し、レンタルスペースの提供を開始しました。この運営は株式会社クルトンが担当することとなり、会議やプライベートな集まりに最適な空間が整えられています。新しい施設には「展望会議室」と「個室ワークスペース」が設けられ、Wi-Fiも完備されているため、オンライン会議や小グループでのイベントにも利用されています。

アクセス

豊鉄ターミナルホテルの便利な交通アクセスも人気の水準にありました。JR東海道本線や飯田線、名鉄名古屋本線の豊橋駅からは徒歩約1分という近さです。また、新豊橋駅や市内の東田本線の駅前停留場からも徒歩でアクセス可能でした。

まとめ

豊鉄ターミナルホテルは、愛知県豊橋市に存在したシティホテルとして地域に密着して運営され、多くの宿泊者に支持されていました。営業終了後も、その施設は地域活性化の一環として新たな形で利用されています。

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