赤峰玉龍空港

赤峰玉龍空港（せきほうぎょくりゅうくうこう）は、中国内モンゴル自治区赤峰市に位置する軍民共用空港です。

歴史

この空港の歴史は、蒙古聯合自治政府時代に存在した簡素な飛行場に遡ります。中華人民共和国成立後は人民解放軍が使用していましたが、1958年にジョーオダ・アイマク（昭烏達盟）と赤峰市人民政府によって修復工事が行われ、滑走路が整備されました。当初の滑走路は長さ1600メートル、幅50メートルでしたが、1991年には1800メートルに延長され、BAe 146級機材の離着陸が可能となりました。

2004年には、国務院と中央軍事委員会が空港の拡張計画を承認し、中国人民解放軍空軍も利用を開始し、軍民共用となりました。2007年に工事が完了し、翌2008年3月に赤峰玉龍空港として開港しました。この際に滑走路は長さ2500メートル、幅50メートルとなり、ボーイング737-800やエアバスA320などの航空機も利用できる4C級空港に格上げされました。2014年には、内蒙古機場集団公司の指導の下、更なる拡張工事が行われました。

2013年からは「呼赤支線快線（フフホト・赤峰ブランチエクスプレス）」が開設され、フフホトと赤峰の間を1日あたり8〜10便が運航するようになり、地域間のアクセスが大幅に向上しました。

拡張工事

2020年9月18日から9月27日までの10日間、赤峰玉龍空港では滑走路の延長工事が行われました。この工事では、滑走路の路面を300メートル延長し、それに伴い平行滑走路と南北端の連絡道路が整備され、滑走路全長は2800メートルとなりました。工事完了後の9月28日に空港は再開されました。

就航地

2017年-2018年冬春シーズンには、様々な都市への便が就航していました。具体的な就航都市については、関連資料を参照してください。

関連事項

* 中華人民共和国の空港の一覧

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