赤林檎

赤林檎（あかりんご）: 日本のプロボクサー

基本情報

赤林檎（本名：中井麻美）は1994年10月27日生まれで、大阪府茨木市出身のプロボクサーです。彼女は、女子日本バンタム級王者とWBO女子アジア太平洋バンタム級王者のタイトルを保持し、リングネームの由来に関しては「友達がノリでつけてくれた」と語っています。

学歴とスポーツ経歴

赤林は大阪府立山田高等学校を卒業し、その後追手門学院大学を経て、若いころから様々なスポーツに挑戦してきました。高校時代にはサッカー部に入部しましたが、希望していたフィールドプレイヤーではなくゴールキーパーに指名されてしまったため、退部。その代わりに、高校1年生の頃から日本拳法を学び、大学では西日本学生選手権での準優勝を経験しました。

総合格闘技とボクシング転向

彼女は2017年にアマチュア総合格闘技で2戦無敗を記録し、ボクシングのオリンピックを目指すも、総合格闘技出場の過去がアマチュア登録の妨げとなり目標を失いました。しかし、DEEP JEWELSとのマッチメイクによりプロMMAデビューを果たし、様々な試合を通じて経験を積んでいきました。プロ初勝利は2018年12月のDEEP JEWELSで、以降も連勝を飾りますが、敗北を経て2020年にMMAからボクシングへ転向する決意を固めました。

ボクシングキャリア

赤林はボクシングには真正ボクシングジムにて練習を開始し、リングネーム「赤林檎」としてプロデビューを果たします。2021年4月にデビュー戦を行い、こちらもTKOで勝利を収めたことで順調な滑り出しを見せました。

2022年にはWBO女子アジア太平洋バンタム級のタイトルを獲得し、一時は世界戦への道も期待されました。しかし、その後の試合では韓国でのWBCインターナショナル女子スーパーフェザー級王座決定戦で敗北し、順調とはいかぬ時もありました。

日本女子バンタム級タイトル獲得

2023年4月、エディオンアリーナ大阪での試合において元WIBA世界スーパーバンタム級王者と対戦し、勝利を収めて日本女子バンタム級王座を獲得しました。この試合では、2回にダウンを奪い、レフェリーストップで勝利する見事なパフォーマンスを披露しました。

海外移住と新たな挑戦

2023年8月、赤林はアメリカへの移住を発表し、その後メキシコに移住することが決まりました。アメリカではビザの問題で苦労する中、メキシコでの試合を目指しています。2024年にメキシコでの初戦が予定されるも、度重なる延期に悩まされていますが、再びリングに戻る意欲を持つ彼女の姿勢は引き続き注目されます。

戦績と今後の展望

赤林のボクシング戦績は7戦6勝（3KO）1敗と素晴らしいものです。総合格闘技時代からの経験を活かしながら、ボクシングでも成果を上げ続けている彼女の今後の挑戦から目が離せません。赤林の活躍は、女子スポーツ界における一つの象徴となり、これからも多くのファンに勇気と感動を与えることでしょう。

もう一度検索