赤湯バイパス

赤湯バイパス：山形県を結ぶ動脈

赤湯バイパスは、山形県南陽市大字竹原を起点とし、東置賜郡高畠町大字深沼に至る、全長7.2kmの国道113号のバイパス道路です。このバイパスは、地域高規格道路である新潟山形南部連絡道路の一部を構成し、地域間の連携強化に重要な役割を果たしています。

概要

起点: 山形県南陽市大字竹原
終点: 山形県東置賜郡高畠町大字深沼
全長: 7.2 km
道路規格: 1種3級自動車専用道路

開通の経緯

赤湯バイパスは段階的に開通しました。

2003年：南陽市鍋田 - 高畠町深沼間の1.2kmが暫定2車線で開通
2008年：南陽市島貫 - 鍋田間の2.0kmが開通
2009年：南陽市竹原 - 島貫間の4.0kmが開通。これにより全線が開通

全線開通により、南陽市街地の狭隘な区間や慢性的な交通渋滞を回避することが可能となり、仙台・山形から村上・新潟方面へのアクセスが飛躍的に向上しました。

特徴

赤湯バイパスは、全線にわたり自動車専用道路として指定されています。道路標識には緑色のものが使用されており、これは自動車専用道路であることを示しています。開通当初は青色の標識が用いられていましたが、後に変更されました。また、起点と終点を除き、他の道路との交差は立体交差となっており、スムーズな交通の流れを確保しています。インターチェンジ名はありませんが、出口には方面を示す案内が表示されています。

通過する自治体

山形県
南陽市
東置賜郡高畠町

接続する道路

E13 東北中央自動車道（米沢南陽道路・南陽高畠IC）

主なインターチェンジなど

南陽高畠IC

（南陽高畠IC以外の名称は案内標識に記載されている「○○方面」という名称で案内）

歴史

2003年11月30日：南陽市鍋田 - 南陽高畠IC間が開通。
2008年5月22日：南陽市島貫 - 鍋田間が開通。道路標識が青色から緑色に変更。
2009年3月27日：南陽市竹原 - 島貫間が開通し、全線開通。
2017年4月1日：並行する国道13号の一部区間が山形県管理に移管。これにより、赤湯バイパスの一部区間が国道13号との重複区間となる。

道路管理者

国土交通省 東北地方整備局 山形河川国道事務所: 南陽市大字竹原 - 南陽高畠IC

交通量

平日24時間交通量（平成17年度道路交通センサス）
東置賜郡高畠町大字深沼：5,222 台/日

位置関係

（新潟方面）梨郷道路 - 赤湯バイパス - 現道 - 二井宿道路（相馬方面）

まとめ

赤湯バイパスは、山形県の地域経済と人々の生活を支える重要なインフラストラクチャーです。交通の円滑化、時間短縮、そして地域間の連携強化に大きく貢献しています。今後の更なる発展が期待されています。

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