超・ちゃぶ台返し!

超・ちゃぶ台返し!

『超・ちゃぶ台返し!』は、タイトーが2010年1月より稼働を開始したアーケードゲームです。ストレス発散を目的とした、シンプルながらも爽快感あふれるゲームとして人気を博しました。

概要

ゲームの目的は、60秒以内にちゃぶ台型のコントローラーを叩き、ちゃぶ台をひっくり返すこと。老若男女問わず楽しめるように、4つの異なるステージが用意されています。

単なるストレス発散だけでなく、ちゃぶ台をひっくり返した際に壊れた物の「被害総額」、飛んだ物の「最高飛距離」、特定のオブジェクトに当たった際に発生する「秘技」の3つの要素で得点が決まります。得点の単位は「チャブ」で、合計点に応じて木・銅・銀・金・プラチナチャブのランクが与えられます。ランクに必要な得点はステージによって異なります。

残り時間が10秒を切ると、警告音とともに画面が赤く点滅し、キャラクターの動きや台詞が変化するなど、演出が過激になります。時間内にちゃぶ台をひっくり返せない場合はゲームオーバーとなり、「次はひっくり返してね」と表示されてゲームが終了します。

使用基板はTaito Type X2ですが、あえてキャラクターのポリゴンを粗くすることで、プレイヤーにイライラ感を与え、よりストレス解消に集中できるように工夫されています。

一部例外を除き、秘技が炸裂した際には当たった物が紹介されます。中には人間も物として扱われるケースも存在します。また、秘技によってはちゃぶ台をひっくり返さなくても炸裂させることが可能です。

2010年10月には、新たなステージと「競技大会」モードを追加した続編『超・ちゃぶ台返し!その2』が稼働開始されました。

筐体

ちゃぶ台とディスプレイが一体化した筐体が特徴です。最新の物理演算システムと振動センサーを内蔵しており、物の飛び方や壊れ方をリアルに再現しています。

登場人物

メインキャラクター

則勝（のり まさる）: お茶の間編の主人公。妻のまさ子と子供たちのわがままにキレてちゃぶ台をひっくり返します。ホストクラブ編ではNo.2ホストとして登場します。
則まさ子（のり まさこ）: ホストクラブ編の主人公。ホストたちの言動に腹を立て、ガラステーブルをひっくり返します。お茶の間編では勝に愚痴をこぼす妻として登場します。
則清美（のり きよみ）: 結婚披露宴編の主人公。新郎の逃亡と両親の喧嘩に嫌気がさし、ケーキをひっくり返します。お茶の間編では女子高生として登場します。
則将太（のり しょうた）: オフィス編の主人公。職場のやる気のなさに怒り、デスクをひっくり返します。お茶の間編では小学生として登場します。

サブキャラクター

ヒカル: ホストクラブ編に登場するNo.1ホスト。キザな性格でまさ子に甘い言葉をかけます。
中年ホスト: ホストクラブ編に登場するホストたち。まさ子の前で意味不明なダンスを踊ります。
若い客: ホストクラブに来ている若い女性客。ヒカルに歓声を上げたり、まさ子に野次を飛ばしたりします。
新郎: 結婚披露宴に登場する清美の結婚相手。指名手配されて逃走します。
司会者: 結婚披露宴の司会者。清美をフォローするつもりが、事態を悪化させるような発言をしてしまいます。
少年: 結婚披露宴で御盆を運んでいる少年。
同僚: オフィス編に登場する将太の同僚。口だけでやる気がありません。
課長: オフィス編に登場する将太の上司。勤務中に寝ていることが多いです。
OL: オフィス編に登場するOLたち。業務連絡をしたり、不満を口にしたりします。

ステージ

お茶の間編: 則勝が主人公。家族団らんの場でちゃぶ台をひっくり返します。ネズミ捕り、ホールインワン、ダークネス、だるま落としなどの秘技があります。
ホストクラブ編: 則まさ子が主人公。ホストクラブでガラステーブルをひっくり返します。スーパーノヴァ、大量指名、演歌ロード（アニソン熱唱）、ラブゲームなどの秘技があります。
結婚披露宴編: 則清美が主人公。結婚披露宴でケーキをひっくり返します。ハッピーメッセージ、鏡割り、スイーツリベンジ、新郎発見などの秘技があります。
オフィス編: 則将太が主人公。オフィスでデスクをひっくり返します。天空のヒロイン、人事移動、紙吹雪、ゲリラ豪雨などの秘技があります。

挿入歌

まともじゃいられない - Saphire
Azione 1969 - 奏サウンド
リセット人生 - こきりこ（当ゲームのオリジナルソング）

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