越山元貴

越山 元貴

日本のシンガーソングライター。
1983年12月26日、北海道小樽市に生まれる。血液型はAB型。

経歴

デビュー以前

幼少期より、祖母が経営するスナックの影響で歌が身近な存在であった。初めて歌った曲は小林明子の「恋に落ちて」とされる。
4歳の時、母親が軽い気持ちで応募した日本テレビの番組「日本ちびっこ歌謡大賞」のオーディションに合格。初のテレビ出演を果たし、司会の関口宏の前で西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」を歌唱した。同時期には、さっぽろ雪まつりのステージでも同曲を披露している。
その後、家族の転居に伴い、奥尻島、浦河町、旭川、函館、網走、北見、札幌と、北海道内各地を移り住む生活を送る。
高校時代には、学校祭で全校生徒を前に歌声を披露。高校2年次にはSIAM SHADE|SIAM_SHADEの「1/3の純情な感情|1_3の純情な感情」、高校3年次には尾崎豊の「I Love You」を歌唱した。
19歳で大学進学のため上京。北海道出身の学生が集まる学生寮に入寮する。大学では軽音楽サークルに所属し、主にGLAY、L'Arc〜en〜Ciel、X、B'zといった人気バンドのコピーでボーカルを務める。また、寮で毎年開催される祭りの際にも寮生と共にバンドを組み、Mr.Childrenやレミオロメンなどのコピーを演奏し、地域住民に歌を届けた。この頃から、より自身の歌と向き合いたいという思いから弾き語りへの関心を深め、アコースティックギターを弾き始める。
大学3年次、自身の将来について深く考えた末、自身の歌唱力を試したいという思いが募り、本格的にプロの歌手を目指す決意を固める。この頃からオリジナル曲の制作も開始した。

YouTubeでの活動

2008年2月、YouTubeに「gkhkr311」のアカウントを開設し、カバー曲の弾き語り動画投稿を始める。最初に投稿されたのは斉藤和義の「歌うたいのバラッド」だった。
2008年3月、当時発売されたばかりだったSuperflyの「愛をこめて花束を」を原曲キーで歌った動画を投稿したところ、その歌声が大きな反響を呼び、再生回数およびチャンネル登録者数が飛躍的に増加した。
2009年以降も定期的な動画投稿を続け、カバー曲に加えて自身が制作したオリジナル曲の弾き語り動画も公開していく。
2010年3月、YouTube上での告知を通じて、自身初となるワンマンライブを都内で開催。100人の動員を集める成功を収めた。
2011年6月には、オリジナル曲である「茜」と「新しい歌」のフル音源を投稿する。
2011年7月、YouTubeの動画を視聴した日本テレビ系番組「スター☆ドラフト会議」の番組スタッフからのオファーにより出演。「疑惑のハイトーンボイスの持ち主」として登場し、Superfly「愛をこめて花束を」を披露。その圧巻の歌声は多数のスカウトを獲得するに至った。
2011年9月、都内で二回目のワンマンライブを開催し、180人の動員を集める。この時期には、YouTubeチャンネルの総アクセス数が600万回を突破している。

メジャーデビュー後

2012年2月29日、ビクターエンタテインメントより1stシングル『永遠』をリリースし、メジャーデビューを果たす。同曲は日本テレビ系「ハッピーMusic」の3月度エンディングテーマに起用された。
2012年4月27日には、デビュー後初のワンマンライブ「元気コンサートVol.1」を渋谷サイクロンにて開催。
同年10月からは、札幌テレビ放送（STV）の番組「ジョシスタ」のレギュラーコーナーを担当。1stアルバム制作の着想を得るべく北海道内各地を旅し、様々な場所で歌を披露する様子が放送された。
2013年1月23日、業界で初めて北海道をテーマにした1stアルバム「I'm A 北海道MAN」をリリース。
2015年3月11日、清龍酒造の公式曲「明日への乾杯」の音楽配信を開始。
同年12月1日には、自身が作詞作曲を手がけた初のオリジナルアルバム「Sing」を発売した。

人物

高校時代、以前から漠然と続けていた柔道をそのまま継続し柔道部に入部。初段を取得し、最終学年では網走管内の地区大会で優勝を飾るという意外な一面も持つ。
酒に強いと語る一方、度を過ぎた飲酒による失敗談も少なくないという。
最も敬愛する歌手として玉置浩二の名を挙げている。
服のタグに触れることを好む、いわゆるタグフェチであることを公言している。
学生寮時代には、寮長としてリーダーシップを発揮した経験もある。

スター☆ドラフト会議出演時のエピソード

「スター☆ドラフト会議」からの出演オファーを受けた際、バラエティ色の強い番組であることに不安を感じ、当初は出演を躊躇していた。しかし、番組スタッフから「うちの番組では正統派の歌手も紹介したい」という言葉を受け、出演を決意した。
番組では、YouTube動画の一部に映像と音声のずれが見られることから生じた、ネット上の口パク疑惑に対し、その歌声が本物であることを証明する形で出演が実現した。
Superfly「愛をこめて花束を」の歌唱に加え、クリスタルキングの「大都会」を原曲キーから+1、+2とキーを上げて歌う「クリスタルキング3段活用」にも挑戦。見事に歌い切り、その驚異的な声域と歌唱力を示した。
マツコ・デラックスからオリジナル曲の披露を求められたが、歌い始めたオリジナル曲は、司会を務めるくりぃむしちゅーの有田哲平によってサビの冒頭部分で遮られてしまうという一幕があった。
番組内でレコード会社のスカウトから歌唱可能なオクターブ数を質問された際、本人は控えめに「3オクターブちょっと…」と答えたが、司会の上田晋也から耳元での助言を受け、「8オクターブ出ると思います」と答えるユニークなやり取りも見られた。
メジャーデビューシングル『永遠』のジャケット写真の撮影は、「海パンカメラマン」の異名で知られ、自身も「スター☆ドラフト会議」に出演経験のある野澤亘伸が担当した。

外部リンク

• - 越山元貴YouTubeチャンネル
• - 越山元貴Twitterアカウント
• - 越山元貴facebookアカウント
• - 越山元貴 | Victor Entertainment

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