越生斎場

越生斎場：埼玉県西部地域に貢献する火葬場

越生斎場は、埼玉県入間郡越生町に位置する火葬場です。越生町、毛呂山町、鶴ヶ島市、鳩山町、そして坂戸市の2市3町から構成される一部事務組合である広域静苑組合が運営しています。同斎場は、葬儀に必要な式場設備は備えておらず、火葬設備のみに特化した施設となっています。

施設概要

越生斎場は、利用者の利便性を考慮した設計がなされています。6基の火葬炉と、それぞれに対応する6室の告別室・収骨室を完備。さらに、6室の待合室に加え、ラウンジ、売店、アルコーブ、多目的コーナーといった設備も用意されており、利用者は落ち着いた雰囲気の中で大切な時間を過ごせます。駐車場も乗用車20台、バス3台分を確保しています。

休館日は、1月1日から1月3日までの3日間と、友引の日です。

アクセス

越生斎場へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、JR八高線または東武越生線の越生駅からタクシーで約10分です。JR八高線の明覚駅からもアクセス可能です。

組合運営と構成

広域静苑組合は、越生町長を管理者、その他の自治体の首長を副管理者として運営されています。組合議会は、構成自治体の議会から選出された計18名で構成され、越生町3名、毛呂山町4名、鶴ヶ島市4名、鳩山町3名、坂戸市4名となっています。

歴史と発展

越生斎場の歴史は古く、1982年の都市計画決定、同年12月の広域静苑組合設立を経て、1985年10月1日に供用開始となりました。その後、1996年には火葬炉1基を増設、2011年には待合室の改修工事を実施するなど、利用者のニーズに応じた改善が重ねられてきました。

近年では、坂戸市の加入（2018年）や、構成市町における死亡者数の増加傾向を背景に、大規模な増改築計画が進められました。当初は旧斎場の拡張が計画されていましたが、地盤の不安定さから、敷地北側への新築という方針に変更されました。坂戸市が全額を負担することで、火葬炉や待合室の増設が実現し、2018年12月23日には新しい斎場での火葬業務が開始されました。

まとめ

越生斎場は、地域住民のニーズに応えるべく、長年にわたって改善と発展を続けてきた火葬場です。今後も、増加する利用者への対応や、施設の維持管理を通して、地域社会への貢献を続けていくことが期待されます。

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