越谷レイクタウン

越谷レイクタウンについて

越谷レイクタウンは、埼玉県越谷市に位置する、2008年3月に街開きしたニュータウンです。都市再生機構が開発主体となり、計画人口約22,400人、施行面積225.6ヘクタールという広大な規模を誇ります。

開発の背景

この地域は、かつて東町と呼ばれていました。長年、中川・綾瀬川・元荒川流域の治水が課題となっており、その対策と新市街地整備を同時に行うため、区画整理地内に大相模調節池という大規模な治水施設を設けました。そして、調節池の周辺に商業施設、集合住宅、公園などを建設し、ニュータウンとして整備されました。

歴史

1996年5月10日：特定土地区画整理事業が決定
1999年12月24日：事業計画が認可
2006年1月24日：地区計画が決定
2008年3月15日：JR武蔵野線越谷レイクタウン駅が開業、一部道路の供用開始
2008年4月12日・13日：「越谷レイクタウンオープニングフェスタ」開催
2008年10月2日：イオンレイクタウン開業
2014年11月14日：換地処分公告、事業完了
2014年11月15日：越谷レイクタウン地区の住所をレイクタウン九丁目に変更
2015年9月：関東・東北豪雨で越谷市は広範囲に浸水被害を受けたが、大相模調節池の機能によりレイクタウンは浸水被害を免れた

主な施設

イオンレイクタウン

日本最大級のショッピングセンターです。東埼玉道路を挟んで西側には専門店やシネマコンプレックスが入る「kaze」とアウトレットモールの「レイクタウンアウトレット」、東側にはイオンを核とする「mori」があります。

kaze：店舗面積52,207平方メートル、駐車場2,400台
レイクタウンアウトレット：店舗面積26,740平方メートル、駐車場2,200台
mori：店舗面積101,480平方メートル、駐車場5,800台
トヨタオートモール：店舗面積4,500平方メートル

大相模調節池

中川、綾瀬川、元荒川の治水を目的に造られた調節池で、面積は39.5ヘクタールと広大です。不忍池の約3倍の大きさを誇ります。周辺は遊歩道や桟橋が整備されており、市民の憩いの場となっています。また、池ではヨットやカヌーの練習も行われています。

見田方遺跡公園

越谷レイクタウン駅北口前にある公園で、芝生広場やイベント広場があります。この場所は以前、越谷市斎場に隣接していましたが、移転後、見田方遺跡が隣接する公園として整備されました。公園内には歴史的な資料や施設はありません。

旧東方村中村家

江戸時代に建てられた古民家で、もとは武蔵国埼玉郡八条領東方村にありました。東方村下組の名主であった中村家の住宅です。建築年代が確認できるものとしては越谷市内で最も古い住宅で、当時の村役人の家の構造を伝えています。施設内には見田方遺跡から出土した土器などの展示室があります。

越谷レイクタウンの景観

越谷市はレイクタウンの景観について、以下のような方針と基準を定めています。

景観形成の方針

大相模調節池を中心とした、水辺と調和する開放的な景観を形成。
調節池沿いの道路や遊歩道からの眺めを確保。
水辺沿いの緑を創出し、潤いのある景観を形成。
市民が散策できる空間や水辺と調和する施設を整備。

景観形成の基準

対岸からの眺めに配慮した配置・規模とする。
スカイラインの連続性を意識し、圧迫感のない空間を確保。
調節池の水面が日陰にならないように配慮。

アクセス

道路：東埼玉道路（一般部）
鉄道：JR武蔵野線 越谷レイクタウン駅
路線バス：
タローズバス：越谷レイクタウン駅北口 - 南埼玉病院前 - タローズ本社前
朝日バス：越谷レイクタウン駅北口 - 市立病院 - 越谷駅

越谷レイクタウンを舞台にした作品

斎藤さん2
逃走中
越谷サイコー
仮面ライダーアマゾンズ
球詠
モエカレはオレンジ色

関連項目

東埼玉道路
都市再生機構
東京直結鉄道
みそのウイングシティ
見田方遺跡
越谷市斎場

外部リンク

レイクタウン - 越谷市
* イオンレイクタウン

もう一度検索