路線番号案内標識

路線番号案内標識の概要

路線番号案内標識（ろせんばんごうあんないひょうしき）は、道路に付与された番号を示すために使用される重要な標識です。主に日本では、高速道路、国道、都道府県道の案内を目的として設置されています。

日本における法令の背景

日本では、路線番号案内標識の設置は「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」という法令によって規定されています。この法令は、道路法および道路交通法のもとで制定されたもので、さまざまな種類の標識について具体的な設置基準が定められています。ただし、市町村道に関しては特に法令で定められているわけではないため、多くの市町村ではこれらの標識が設置されていないのが現状です。また、設置されている場合でも、デザインが一様でないため、各市町村ごとの個性が見られることがあります。

高速道路番号

2017年に改正された法令によって、新たに「高速道路番号」という標識が設置されることになりました。この標識は、高速自動車国道や高規格幹線道路などに設置され、高速道路ナンバリングに基づいた路線番号が記載されています。在来の標識は「118-3」という分類番号を持っています。また、都市高速道路については、異なる種類の標識が存在し「道路の通称名」標識とされています。

国道番号

国道に関する路線番号案内標識は、通称「おにぎり」と呼ばれる青色の逆三角形の形状を持っています。この標識は、国土交通省の政令に基づき「国道番号」として分類されており、分類番号は「118-A」です。標識の上部には「国道」という文字、中央部には大きな数字の路線番号、下部には「ROUTE」という文字が記載されており、国道の識別を容易にしています。

都道府県道番号

都道府県道の路線番号案内標識は青色の六角形の形を取っており、上部には都道府県ごとの名称（例えば「県道」「都道」「道道」「府道」など）が記されます。中央部分には路線番号または路線名（特に千葉県で見られる）を示し、下部にはその路線を管轄する都道府県名が表示されています。場合によっては、路線番号と路線名が表示された二つの六角形の標識が重なり合う形で設置されることもあります。

脚注と関連項目

路線番号案内標識は、自動車利用者にとって非常に重要な情報源となるため、その設置やデザインには自治体の工夫が反映されています。関連する項目としては、一般的な道路標識やその意味、交通ルールが挙げられます。これらの情報は、ドライバーが道路上で方向を確認したり、正しい進行方向を認識したりするための助けになります。

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