車力分屯基地

車力分屯基地（JASDF Shariki Sub Base）は、青森県つがる市富萢町屏風山に所在する航空自衛隊三沢基地の分屯基地です。第21高射隊などが配置されており、北部航空方面隊隷下の北部高射群に属し、地対空誘導弾パトリオット（PAC-3）を運用しています。分屯基地司令は、第21高射隊長が兼務しています。

配置部隊

車力分屯基地には、以下の部隊が配置されています。

北部航空方面隊隷下
北部高射群
第21高射隊 - 地対空誘導弾パトリオットを運用
第22高射隊
防衛省直轄
航空システム通信隊
移動通信群
第4移動通信隊

沿革

車力分屯基地は、1980年（昭和55年）に発足しました。当初はナイキ-Jを配備していましたが、1991年（平成3年）にパトリオットに装備を更新しました。2006年（平成18年）には、アメリカ軍のAN/TPY-2レーダーが設置されました。

AN/TPY-2レーダーの配備

2007年6月、車力通信所がアメリカ軍によって設置され、移動型XバンドレーダーであるAN/TPY-2レーダーが配備されました。このレーダーは、当初THAADミサイルシステムの一部として開発されたもので、北朝鮮などからの弾道ミサイル打ち上げを探知・精密追尾し、ミサイル防衛システムに情報を提供する役割を担っています。

車力分屯基地の役割

車力分屯基地は、日本におけるミサイル防衛の重要な拠点の一つです。パトリオットミサイルとAN/TPY-2レーダーを運用することで、弾道ミサイル攻撃に対する日本の防衛能力を向上させています。

所在地

青森県つがる市富萢町屏風山1

参考文献

アメリカ陸軍ホームページ（英文）

関連項目

航空自衛隊の基地一覧
ミサイル防衛
パトリオットミサイル

外部リンク

車力分屯基地
google map 青森県つがる市七里長浜

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