軽米郵便局

軽米郵便局：歴史と地域に根付く郵便拠点

岩手県九戸郡軽米町に所在する軽米郵便局は、長年にわたり地域住民の生活を支える重要な役割を担ってきた郵便局です。明治時代から続く歴史と、現在も継続している多様なサービスについてご紹介します。

郵便局の歴史：明治時代から現代まで

軽米郵便局の起源は、1874年（明治7年）12月20日に開設された軽米郵便取扱所まで遡ります。翌1875年（明治8年）1月1日には、軽米郵便局（五等）として正式に発足しました。その後、1885年（明治18年）には貯金取扱いを開始し、1890年（明治23年）8月1日には為替取扱いが開始されるなど、時代の流れとともにサービス内容を拡充してきました。

1901年（明治34年）12月21日には軽米郵便電信局となり、通信機能も担うようになりました。1903年（明治36年）4月1日には通信官署官制の施行に伴い、再び軽米郵便局となりました。

昭和から平成にかけては、電話交換業務の移管（1967年、1975年）や、集配業務の移管・統合（2004年、2007年、2012年）など、組織的な変革を経験しながらも、地域住民へのサービス提供を継続してきました。特に2007年の民営化に伴う郵便事業二戸支店軽米集配センターとの業務分担や、2012年の日本郵便株式会社発足による統合は、郵便局の組織運営において大きな転換点となりました。

現在の業務内容とアクセス

現在、軽米郵便局では、郵便、印紙、ゆうパック、内容証明などの郵便サービスに加え、貯金、為替、振替、振込、国際送金、国債といった金融サービスを提供しています。さらに、生命保険やバイク自賠責保険といった保険サービスにも対応しています。

また、ゆうちょ銀行ATMも設置されており、振替にも対応しています。九戸郡軽米町内の一部地域（〒028-63xx）の集配業務も担っています。

郵便局へのアクセスは、JRバス東北、岩手県北バス、南部バスを利用できます。最寄りのバス停は「大町」停留所（県北バスでは「軽米大町」）です。車でお越しの場合は、八戸自動車道軽米ICから南東へ約1kmの場所にあります。駐車場は5台分用意されています。

周辺環境

軽米郵便局周辺には、軽米町役場や軽米町立図書館などの公共施設が立地しています。国道395号線も近くに通っており、交通アクセスにも恵まれた環境です。

まとめ

軽米郵便局は、明治時代からの長い歴史を持つ、地域に密着した郵便局です。郵便サービスはもちろん、金融サービスや保険サービスなど、多様なサービスを提供し、地域住民の生活を支えています。歴史と信頼に裏打ちされた、軽米町の重要なインフラとして、これからも地域社会に貢献していくでしょう。

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