辻谷浩幸

辻谷浩幸：技巧派MFから指導者へ

辻谷浩幸は、1962年5月20日生まれ、埼玉県浦和市（現さいたま市）出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活躍しています。現役時代のポジションは主にMF、DFとして、その才能を発揮しました。

輝かしい選手キャリア

辻谷は、東京都の私立名門、帝京高等学校でサッカーの才能を開花させました。2年生時の1979年度には、名取篤、川添孝一といった先輩たちと共に高校選手権で見事優勝を果たし、その名を轟かせました。卒業後の1981年には、名門、三菱重工業サッカー部（後の三菱自動車）に入団し、社会人としてのキャリアをスタートさせます。

三菱重工では、ドリブルやパスセンスに優れた技巧派MFとして活躍。その才能は日本代表にも認められ、1983年には国際Cマッチに2試合出場を果たしました。また、同年には三菱から7人が選出されたJSL選抜チームにも選ばれ、ハットトリックを達成するなど、その実力を遺憾なく発揮しました。

1986-1987年シーズンには、怪我で一時戦列を離れる時期もありましたが、復帰後は6アシストを記録するなど、チームに大きく貢献しました。日本サッカーリーグでは、1部リーグで10シーズン通算131試合に出場し、9得点15アシストを記録。2部リーグでは1シーズン28試合に出場し、1得点5アシストを記録しました。

指導者としての新たな道

現役引退後、辻谷は指導者としての道を歩み始めます。浦和レッズと提携した地元の浦和スポーツクラブでコーチを務めた後、浦和レッズジュニアユースの監督（1996年・2000年）に就任し、若手の育成に尽力しました。2001年には、浦和レッズのトップチームのコーチに就任し、その後はスカウト部長なども歴任しました。

人脈

お笑いタレントの木梨憲武は高校の1学年先輩にあたる。

所属クラブ

浦和市立本太中学校
帝京高校
1981年 - 1992年：三菱重工/三菱自動車

個人成績

JSL選抜チーム（1983年）：4試合3得点

その他の公式戦

1990年コニカカップ：3試合1得点

代表歴

国際Cマッチ（1983年）：2試合

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