近藤誠也

近藤誠也（こんどう せいや）について

近藤誠也は1996年7月25日生まれ、日本将棋連盟に所属する若手棋士です。棋士番号は303で、千葉県八千代市出身です。彼は所司和晴七段の門下生として将棋の道に進み、急激な成長を遂げています。

幼少期とプロ入りまでの道のり

近藤は5歳の頃、祖父から将棋を教わり、この経験が彼の棋士としての出発点となりました。小学1年生の秋からは所司和晴が主宰する将棋教室に通い始め、同じ教室にいた4歳年上の石井健太郎との研究に励みました。小学3年生になると、アマチュア大会での活躍が目立つようになりました。

彼は2007年9月に6級で奨励会に入会し、14歳で二段に昇段。それからは順調に昇段を続け、2013年度後期から三段リーグに参加しましたが、最初の2期は勝ち越すことができませんでした。しかし、2014年度後期には四段昇段の可能性を持った状態でシーズンを終え、2015年度前期にはリーグ戦で暫定2位となり、ついに四段に昇段しました。

プロ棋士としての活動

近藤のプロデビューは2015年12月24日の第42期棋王戦でした。この試合で対戦相手は加藤一二三で、年齢差56歳という非常に珍しい対局となりましたが見事に勝利を収めました。新たな舞台に立った彼はその後、2016年度のNHK杯将棋トーナメント予選に初挑戦し、これも勝ち進みました。

王将戦では一次予選から勝ち上がり、27年ぶりとなる四段棋士の王将リーグ出場権を獲得しました。そのリーグでは羽生善治に勝利するなど注目を集めましたが、最終成績は2勝4敗となりました。

2017年には順位戦C級2組での活躍により五段に昇段し、さらには順位戦B級2組への昇級を達成。これに続き、2020年には七段に昇段したことで、急成長を遂げています。

棋風と成績

近藤は、インタビューで得意な戦法として矢倉を挙げています。また、彼が目指す棋士として同じく著名な谷川浩司を挙げています。

彼の将棋に対する情熱は非常に高く、趣味にはプロ野球観戦があり、特に西武ライオンズのファンです。奨励会時代には同じ近藤姓の棋士、近藤正和の記録係も務め、名前にまつわるエピソードも多々あります。

昇段履歴

近藤誠也の昇段履歴は以下の通りです:

• - 2007年9月: 6級 - 奨励会入会
• - 2010年11月: 初段
• - 2012年12月: 二段
• - 2013年5月: 三段
• - 2015年10月: 四段 - プロ入り
• - 2017年3月: 五段
• - 2019年3月: 六段
• - 2020年3月: 七段

近藤誠也は、若い棋士として将棋界に新風を巻き起こしており、今後の将棋界での活躍が非常に楽しみです。

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