連対

連対とは何か？

公営競技、特に競馬において「連対」とは、競走馬が1着または2着に入線することを指します。これは「連勝式の対象」を略した言葉で、レースで優勝することに重きが置かれることが多い中、一定期間あるいは特定の条件下で3着以下に敗れなかった場合、その馬の優秀さを示す指標として肯定的に評価されます。

連対の成功度合いを示す指標として「連対率」があります。これは、出走回数に対する連対回数の割合を示す数値で、高い連対率は競走馬の実力や安定性を示すものとして、高い評価を得ます。

近年では、公営競技で三連勝式投票が導入されたことに伴い、「三連対」という用語も用いられるようになりました。これは競走馬が3着以内に入線することを意味し、出走回数に対する三連対回数の割合は「複勝率」と呼ばれています。

驚異の記録を持つ競走馬たち

日本の競馬史において、数々の伝説的な記録を残した競走馬たちがいます。なかでも、すべての八大競走を制覇し、出走した19レースすべてで連対したシンザンや、デビューから41戦連続で連対を果たしたトウケイニセイは、その名を語り継がれる名馬です。

連対率100%の競走馬

日本中央競馬会（JRA）において、連対率100%という驚異的な記録を残した競走馬もいます。

• - クリフジ (11戦11勝)
• - トキノミノル (10戦10勝)
• - マルゼンスキー (8戦8勝)

これらの馬は、すべてに出走したレースで1着か2着に入線した、まさに無敵の強さを誇っていました。

他にも、シンザン (19戦15勝4回2着)、アグネスフローラ、リンドシェーバー、ミホノブルボン、エルコンドルパサー、ダイワスカーレット、ドゥラメンテ、シンハライト、イクイノックスなど、多くの名馬が非常に高い連対率を記録しています。 これらの馬たちは、GI級レースを含む多くのレースで1着、2着の好成績を収め、その実力を証明しました。フジキセキやアグネスタキオン、シーザリオ、ジャスティンミラノなども、高い勝率を誇る競走馬として知られています。

高い連対率を誇る競走馬

連対率100%には届かなかったものの、非常に高い連対率を記録した競走馬も多く存在します。

セントライト、カツラシユウホウ、カブラヤオー、シャダイカグラ、ビワハヤヒデ、ノースフライト、タイキシャトル、ディープインパクト、ロードカナロア、コントレイルなどは、高い連対率を誇る競走馬として知られています。 特に、タケシバオーとシンボリルドルフは国内レースに限れば非常に高い連対率を記録しています。

連続連対記録

連続して連対を続けた競走馬の記録も注目に値します。イツセイ、シンザンは19レース連続、ミツハタは18レース連続という驚異的な記録を残しています。ビワハヤヒデ、カツラシユウホウ、タケシバオーなども、15レース以上の連続連対を達成しています。

GⅠレースでの連対・三連対記録

GⅠレースでの連対回数、三連対回数も、競走馬の実力を示す重要な指標です。ブエナビスタ、テイエムオペラオー、ジェンティルドンナ、アーモンドアイなど、多くの名馬がGⅠレースで数々の連対、三連対を達成しています。特に、イクイノックスはGⅠレースで8勝2回2着という素晴らしい成績を残しています。

まとめ

連対は、競走馬の能力と安定性を示す重要な指標であり、多くの名馬たちがその高い記録によって競馬史に名を刻んできました。これらの記録は、競馬ファンにとって、永遠に語り継がれる伝説として輝き続けます。 それぞれの馬の活躍と記録は、競馬界の歴史における貴重な財産であり、後世に語り継がれるべきものです。 今後、新たな伝説が生まれることを期待したいところです。

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