週刊ニコニコインフォ

『週刊ニコニコインフォ』とは

『週刊ニコニコインフォ』は、ドワンゴが運営する「ニコニコ生放送」で配信されていた公式生放送番組です。「今のニコニコを伝える！」「今後のニコニコについてみんなで考える！」をコンセプトに、2020年6月にレギュラー放送が開始されました。ニコニコの旗艦番組として位置づけられ、ユーザーと共にニコニコの動向を追いかける番組として、人気を博しました。

この番組では、週ごとにニコニコで話題になっているお祭りや流行、面白いものを紹介していました。また、様々なジャンルで活躍するユーザーをゲストに招き、その魅力や今後のニコニコについて語り合う場も提供。視聴者参加型の企画も多く、ニコニコユーザーにとって欠かせない情報源となっていました。

番組の略称は「週ニコ」で、これは視聴者アンケートによって決定しました。週1回120分の番組として構成され、MCには百花繚乱、運営代表として栗田穣崇がレギュラー出演していました。

番組の歴史

初期（第1号～第7号）

初期の放送では、各回ごとに「今週のPICK UPタグ」が設定され、そのタグに関連するゲストを招いていました。

中期（第8号～第18号）

第8号からは「今週のPICK UPタグ」の設定がなくなり、自由にゲストを招く形式に変更されました。また、配信時間が毎週金曜日の午後8時からに変更されましたが、競合番組が多いことから、視聴しやすい火曜日の午後9時に変更されました。

後期（第19号～最終回）

第19号以降は、毎週火曜日の午後9時からの配信に戻りました。「ニコニコネット超会議」開催期間中とその前後は休止する傾向がありましたが、開催期間中は「超ニコニコインフォ」が配信されました。

番組は配信後、ニコニコニュースオリジナルでまとめ記事が配信され、タイムシフトは全話見放題でした。また、番組内のワンコーナー「今週のピックアップさん いらっしゃ～い！」のダイジェスト版がYouTubeやニコニコ動画で公開され、第5期からは「NFF」のコーナーがチャンネル動画として投稿されるようになりました。

2022年11月22日、約2年半続いた「週刊ニコニコインフォ」は終了し、2022年12月6日からは「月刊ニコニコインフォ」としてリニューアルされました。最終回はハレスタにて公開生放送が行われました。

配信までの経緯

番組の前身は、ニコニコネット超会議2020のコーナーであった「超ニコニコインフォ」です。この番組は、ネット超会議で配信された番組や出来事を振り返り、翌日の目玉番組を紹介するものでした。その独特な雰囲気がユーザーや運営から好評を得て、大きな反響を呼びました。

この反響を受けて、運営代表の栗田穣崇が自身のTwitterで「#ネット超会議2020 の #ニコニコインフォ ってめちゃめちゃ楽しい番組だったじゃないですか、だから超会議が終わっても終わりにしないで、さすがに毎日は無理だけど週一ぐらいでこれからも続けていったらどうだろうと思ったわけですがどうかな」とツイートしたところ、ユーザーからも強い要望があり、番組が企画されることになりました。

番組コーナー

番組は基本的に、以下の3つのコーナーを中心に構成されていました。

オープニング
百花繚乱が「週刊ニコニコインフォ、略して・・・・・・」と言い、栗田と合わせて「週ニコー！」と言うのがお決まりでした。時折、2人がボケて視聴者を楽しませていました。
初期は視聴者アンケートを実施していましたが、途中から番組の目次を紹介する形式に変更されました。
あつまれ！ニコニコ盛り盛り
通称「あつもり」「ニコもり」。配信時点でタイムシフト視聴可能な公式生放送や、ユーザー推薦動画を紹介するコーナーです。
ユーザーからの推薦動画は、Twitterで「#週刊ニコニコインフォ」「#参加」を付けてツイートされたものから選ばれていました。
「ニコニコ情報調査室SmileS」のエージェントがピックアップした動画も紹介されていました。
ホットな話題はどこだ？ここだ！ニコニコだ〜！
通称「ここニコ」。「あつまれ！ニコニコ盛り盛り」をリニューアルしたコーナーで、ニコニコの最新情報を紹介していました。
「今日のホットなTOPICS」として、ニコニコのトレンドワード、GOODニュース、アニバーサリー動画、ニコニコビジョン、ハッシュタグ付きの動画・静画、SmileSの推し枠、ユーザー主催のお祭り情報、ニコニコPR Twitterなどを紹介していました。
今週のピックアップさん いらっしゃ～い！
ニコニコで活躍するユーザーをゲストに招き、その活動や魅力を語り合うコーナーです。ゲストが「思い入れのある動画」を紹介する場面もありましたが、権利関係で流せないことも多かったようです。
月刊生主ハンター
毎月、数名の生主をゲストに招き、ニコニコ生放送について語り合うコーナーです。
ワクワクランキングWATCHING
ニコニコの「今、面白いもの」が一目でわかる様々なランキングを紹介するコーナーです。
「VOCALOID」「歌ってみた」などのタグ別の再生数ランキングや、初投稿から間もないクリエイターに焦点を当てたランキング、「いいね！」数ランキングなどが紹介されました。
プロデューサーのふわっふうによる動画や動画投稿者についてのメモ「Fuwaffuu'sワクワクメモ👀」も紹介されていました。
niconico future feature
通称「NFF」「んふふ」。運営代表の栗田穣崇が、ニコニコの未来や新機能について語るコーナーです。
「ニコニコサイクルの図」が頻繁に登場し、「親の顔より見た図」として親しまれていました。
(Re)Nアニメ運営生放送
不定期で放送されたコーナー。ニコニコ運営とユーザーがアニメについて語り合うコーナーです。アニメのタイトルをもじったコーナー名が特徴的でした。
エンディング
次回予告や今後の告知が行われ、「さようなら」の代わりに「いてらー」と言って番組が終わりました。アンケートも実施されました。

特別コーナー

ニコニコ新バージョン発表

第7号で配信されたコーナー。ユーザー投票により、新バージョン名が「Re（アールイー）」に決定しました。

The VOCALOID Collection 2020 winter最新情報・追加情報

第15号と第22号で配信されたコーナー。「The VOCALOID Collection 2020 winter」の開催概要や企画コンセプトが紹介されました。

週刊ニコニコインフォピックアップゲストPLAYBACK

第25号で配信されたコーナー。2020年のピックアップゲストをクイズ形式で振り返りました。

週刊ニコニコインフォniconico2020 Feature Lineup

第25号で配信されたコーナー。2020年の主なニコニコの動きを年表形式で紹介しました。

特別番組

増刊号
特大号

出演者

レギュラー出演者

MC：百花繚乱（†聖騎士 紅桜†）
番組の司会進行役。
赤メッシュの入った髪型が特徴的で、中学生の時に考えたハンドルネーム「†聖騎士 紅桜†」が番組内でネタにされていました。
ニコニコ生放送出身のタレントで、ニコ厨でもありました。
運営代表：栗田穣崇
ドワンゴ専務取締役COO。番組では解説役を務めました。
艦これガチ勢であり、絵文字開発者でもありました。
「んふふ」という独特な言い回しが特徴的でした。

代理MC陣

第23号担当：♪ミュツタカ♪
普段は生主で、番組の二次会番組の常連勢でした。
『ニコニコ情報調査室SmileS』所属のエージェントでもありました。
第24号・第76号担当：コットン太郎
「＃コンパス」のイベントで司会を務めていました。
噛み癖が特徴的で、視聴者から「シベリア送り」ギフトが送られていました。
第47号担当：茸(たけ)
ゲーム実況集団「チーム()」のひとり。繚乱曰く、ニコニコの番組内で積極的にMCの営業をかけた結果、代理MCに抜擢されました。

スタッフ等ニコニコ運営陣

初代プロデューサー：ふわっふう
番組のプロデューサー。声とカンペを通して登場していました。ニコニコ大百科の編集者兼動画投稿者でもありました。
2代目プロデューサー：しゃぶP（こわっふう）
ふわっふうの後任プロデューサー。コメントで「こわっふう」と名付けられました。好きな食べ物がしゃぶしゃぶだったことから、コメントで「しゃぶP」と呼ばれるようになりました。
ニコニコ生放送責任者：橋本 剛志（ZEROニキ）
生放送サービスの責任者。番組にメッセージ出演していました。
ニコニコ動画責任者：野田 明日香（野田総理）
動画サービスの責任者。番組にメッセージ出演していました。
ニコニコアニメ担当：武田 健太郎
ニコニコのアニメ部門を担当していました。
Nアニメサイト担当：指田 みなと
アニメポータルサイトである「Nアニメ」の担当者でした。
Ncon VTuberカウンセラー：未来 寿
* 第46号にリモート出演しました。

配信休止・変更

番組は、ニコニコネット超会議の開催期間中や、出演者の体調不良、特別番組の配信などの理由で、何度か休止や配信時間の変更がありました。

脚注

ニコニコ
週刊ニコニコインフォチャンネル

もう一度検索